みなさまこんにちは、アミィです。
婚活をいたしておりますと、好みじゃない男性と出会う回数も多いかと思います。中には一緒に座っているだけで嫌悪をもよおす人もいるでしょう。そういう恐怖やホラーストーリーを乗り越えて皆様素敵な男性とゴールインすると私は信じておりますが。
今回は私の過去98回のデート経歴における、
もっとも苦痛なホラー体験をいたしましたので、ここに記します。
どのぐらい苦痛だったかというと、1時間のデートの間で、時計を30回見てしまったぐらいに、苦痛でした。
もう2分に一回のスピード。
その相手は、30万も払ったのに一年に1人しか紹介してくれないお見合い紹介所の彼だったんですが。
一回目の電話がすでにおかしかった……。
『こここここここんにちは、ぼぼぼぼく、X◎△□…』
とまるで呂律が回っていない上に、緊張のあまり喉が引きつっているのか、しわがれた老人のような声。
その瞬間、音に敏感なわたくしは、猛烈な嫌悪感に襲われ、
『すみません、今から出かけなければいけないので、後でメールさせていただいても宜しいでしょうか、失礼しますね』
と思わず瞬時に電話を切ってしまいました。
その時点でもう断ってしまいたい気持ち満々だったのですが、一度は会っておかなければいけないのが紹介所のルールなので、1日置いてからメールしました。
ひょっとしたら、電話が苦手な人かもしれない。
そういう男性っていますし、会ったら普通な人の場合もあるし。
と思って一日メールチェックしなかったら、
彼から2件の留守電と、3通のメールが1日で入ってました。
ぞっとしたものを感じつつ、精神の平穏のために留守電は一切聞かずに削除し、私は、メールで、デートの日時と場所を決めました。
ディナーに誘われたものの、99%断る予定だったので、軽いコーヒーでもいかがですか?初対面ですしという事で、喫茶店を指定し、今日行ってきたのですが……。
もう、第一印象、
何か、気持ち悪い。
異様に、気持ち悪い。
猫背のせいだろうか。
テーブルに座った途端、べったりと肘をつけて丸まるように座る彼。
人間というのは、精神状態が行動に良く出る生き物だと思う。
例えば、私は姿勢を常にピント伸ばし、人を見るときはまっすぐに目を射抜く。
歩く時は常に45度上を見据え、いかなる時も下を向いたりはしない。
それでマンホールにはまったりする。←
そんな感じでジェスチャーというのは、人の本性をとても良く語る。
テーブルに座るとき、両肘で自分を囲むように座る男性というのは、十中八九自分に自信が無い。
そういう男は、一見してもモテないなと思う容貌をしている場合が多いし、自信の無さから自分を大きくみせようとする場合が多い。
かくいう彼も例にもれず、初っ端から止まらないトークを披露。
が、声が小さいので殆ど聞き取れない。
弾丸というより、
大群の薮蚊の羽音のような気持ち悪さを感じながら、私は歯を食いしばってひたすら頷き、時間が過ぎるのを待った。
もはや、気持ち悪さで、突っ込みを入れる気力もない。
ただただただただ、時間が過ぎてほしい。
ちなみに、隣のテーブルでも弾丸のようなトークをしている男がおり、
彼女は能面のような顔で頷いていた。
ふと、視線が合う。
心からシンパシーを感じあった。
『ピンク可愛いね、へへ、女の子ってみんなピンク好きだよね、ピンクは女の子の色だよね、へへへ。」
色々な色が好きな女の子がいると思うわ。
『健康、気をつかってる?へへ、僕バーガーとかジャンクフードとか食べないんだ、健康に気をつかってるからね、へへへっ…アジア人は皆健康に気をつかうよね、健康=アジアってね、へへへっ……。』
いや、欧米の人も健康に気を つかってると思うよ。
『健康に気を使わずにスティーブ・ジョッブスのように早死したらたまらないしさぁ…へへへっ』
そういうお前は何を成し遂げた。
その後も、
『僕、マカオに旅行に行ったんだけどさぁ、へへ、なんか娼婦が沢山いて、本当に気持ち悪かったよ、へへへ…。本当、汚いよね。』
いやいや、オマエの方が100倍気持ち悪いから。
むしろ、娼婦のお姉さんにだって選ぶ権利があると思うよ。
『シンガポールは良かったよ、僕綺麗好きだからさ、へへへ…シンガポールは僕の国って感じだったね、へへへ…。』
シンガポールの迷惑だ。
ともう怒りを通り越して哀れみすら覚える会話に、魂も抜けかけていたころ、彼から爆弾発言が…。
『僕、実はADHDなんだけどさ、へへ…。』
なんだとーーーー!!( ̄□ ̄;)
びっくりしたわ、それ言う!?最初のデートで!?
いや、違和感の正体はこれだったのか!!
と若干納得し、私はどういった類のADHDなのか聞いてみた。
『えーっと、なんか変に見られちゃうっていうか、会話が上手く繋がらないっていうか…。』
そうか、それが原因だったのか。
それだったら悪い事したな、ADHDは彼の原因じゃないしね。
付き合わなくても、もう少し真面目に対応してあげ……。
『でもADHDって天才が多いんだよ、ほら、アインシュタインもビル・ゲイツも、モーツァルトもADHDだったっていうしさ、へへへへ…。』
こいつ、なんっにも成し遂げてないくせに、
自分をアインシュタインやビル・ゲイツと並べやがった!!!( ̄□ ̄;)
『いや、モーツァルトはどうかな、史実にはないし。』
『いや、でもほら、君音楽関係でしょ?だから、モーツァルトを例題にあげてあげたんだよ、モーツァルト、モーツァルト、へへ、へへへへ…。』
……はりたおしてやりたい。
『で、モーツァルトってどういう音楽つくるんだっけ?へへ、へへ…。』
おまえ、そんなことも知らないのに自分とモーツァルトを並べやがったのかよ!!
我慢できなくなった私は、即座に領収書をゲットし、
自分の分のお金を置いて。
『お先に失礼します、ありがとうございました。』
とさっさと喫茶店を残して去ろうとした…
その途端、なんと彼は私の腕をぐっと掴んだ!
ものすごい握力で!!!
ぎゃああああーーーーー!!!!( ̄□ ̄;|||)
『あの…お会いした記念に、感謝の印に、これをどうぞ…。』
って渡されたのは…。
宗教の勧誘本でした。
ぞっぞっぞおおおおおおお!!!
『すみません!!無宗教なので!!』
と脱兎で逃げましたとも。
私の200人のデートで、一番苦痛だった相手でした。
ちなみに、帰ってからADHDについて調べましたが、
ADHDと身の程知らずには一切の関連性が見つかりませんでしたとだけ、フォローをしておきます。
ども。恋愛コンサルタントの森野ひなたです。
今回も解説ツッコミしていきま〜す
アミィ、
( 'д'⊂ 彡☆))Д´) パーン
...としたいとこですが、
今回アミィは珍しく「よく耐えたなあ」と思いました。
それにしても、30万払ったのに年に一人しか紹介しない結婚相談所って...
日本なら消費者センターに通報もんです。
さて。
出会いの母数を増やすために行動するのが大事な婚活ですが。
生理的にムリ
な相手とは、ムリなものはムリ。
どんなに条件がよくても手放すのが吉なことが多いです。
もちろん、生理的にムリだからといって暴言吐いたり人格否定したり、相手に故意に嫌な思いをさせたりしたらダメですが。
ご縁がないものと思って丁重にお断りして次に行きましょう。
そして、ダメージを負った自分の心のケアも忘れずに。
美味しいもの食べたり、好きなことをして自分をいたわってあげてくださいね。
次の戦場(出会い)でもまたがんばれるために!
2020 アミィ&ひなた