毎週金曜日は……
皆さまこんにちは。
(この記事はアミィが書いています)
いかがお過ごしだろうか。
「他の子の彼は、誕生日に花束を送ってくれたり、病気の彼女に気をつかってお粥とか作ってくれるのに、私の彼は私の誕生日すら忘れてるし、私が病気になってもお願いしないと買い物すらしないのよ!」
僕の友人がある日そんな事をいった。
友人の惚気を聞いてしまって、自分の彼と比較して落ち込む。
思い当たる女性も多いのではないかと思う。
今日はそんな女性向けに記事を書いてみようと思う。
まず、僕に言わせれば気が利く男なんていない。
男は常にエゴのために動いている。
100%、どんな時もだ。
これに例外は一切ない。
ただ、エゴが全て身勝手な自己表現というわけではない。
エゴが人を助ける事だという男もいれば、
エゴが女性を喜ばせる事だという男もいる。
エゴが仕事でのし上がる事だという男もいれば、
エゴが自由な自分でいる事だという男もいる。
もし気が利く男、利かない男がしたら。
1.『女性を喜ばせる事』がエゴにある男
2.『女性を喜ばせる事』にエゴが適度にしかない男
3.『女性を喜ばせる事』に全く興味がない男
という説明になるだろう。
大体の男が2に収まる事は容易に想像できるだろう。
ちなみに、エゴの形成は成長の過程に深く関係しており、その因子は複雑かつ単純なものだと僕は思っている。
たとえば、小さな男の子がお母さんが服をたたむのを見ている。
興味があるから真似してみた。そうしたら母がとても喜んで褒めてくれた。
それが続くと、子供の中では『僕は母親(=女性)を喜ばせるのが上手い』と自信がつくようになる、そして次第に自分がから女性を喜ばせる方法を探し始めるだろう。
また別のパターンでは、母親との関係がぎこちなく、顔色を伺うがあまりにケア能力が鍛えられるというケースもあるだろう。
こう言ったネガティブインパクトの場合は『エゴ』ではなく、『サバイバルスキル』としてケア能力がつくので、本人はストレスを溜めている場合が多く、ある日突然、『重くなった』『僕は君を幸せにできない』などと言って逃げ出したりする。
『やりたい』からでなはなく、『やらなくてはいけない』という気持ちでやっているからだ。
さて、ここで気が利かない彼(夫)を相手に持つ女性皆様が、『彼は私を喜ばせたくないのね!私を愛していないのね!!』と荒れる前に彼らの代表としてフォローをしたいと思う。
健全な男は、けして女性を喜ばせたくないわけではない。
『常に喜ばせる事を考えていない』だけなのだ。
男は元々マルチタスクが出来ない上に、
殆どの女性は男からしたらタイミングを掴むのが宝くじを予測するよりも難しい。
ご飯を食べている時に『今日、何の日か覚えてる?』
とか言われても『え、土曜の丑の日?』としか連想できないのが男。
そこで結婚記念日を考え付く奴なんて、過去に痛い目にあった男しかいない。
仕事に行ったら仕事の事しか考えないし、
帰宅すれば風呂か飯の事しか考えない。
あ、彼女が可愛かったらエッチの事も考えるが、
考える必要性とメリットと余裕のあるタイミングがやってこない限り、
一日中彼女の事を考えるなんて事はまずない。
そして、優しく、愛されていると自信を持てる彼女/嫁であればあるほど、男は考えなくなっていく。
愛していないわけではなく、『愛を獲得する努力および戦略』をしなくても良いと油断するのである。
ただ、愛を失ったわけではけして無く、あなたの居心地よさにあぐらをかいているだけなので、貴女が困ってる事、して欲しい事を伝えれば、喜んで手を貸すだろう。貸さなかった時はちょっとお灸をすえてやれば良い。
また同時に、良い男であれば『稼いで家を支える事』を何よりの愛情の証だと考えているので、それに集中するあまり、あなたを忘れる事がある。女性からすればありがたくない行為かもしれないが、それが男としての愛情の示し方だという事も覚えておいてほしい。
反対に、女性を喜ばせる事がエゴにある男はここであぐらをかく事はない。なぜなら、女性を喜ばせる事が、彼らのエゴで、常に女性を喜ばせる事によって満たされているからだ。
なんて良い男だと思うだろうか?
そんな君たちには、このタイプは『エゴを満たす女性が特定でなくても良い』とだけ忠告しておく。
ところで、女性の中には気の利く男性に良く出会う女性と、気の利かない男性良くに当たってしまう女性がいると聞く。
これは、単純に比較の問題ではないかと思う。
たとえば、アミィは以前、友人のY子夫婦と同居していた。
Y子の旦那はアミィからしてみたら『とんでも無く気が利く男』であったが、Y子にしてみたら『彼は気がきかない男よ~。』という評価だ。
これは、Y子がとてつもなく気配りができ、濃やかな気遣いと人の心情の機微や変化に気がつく、女性の中でも特に優れた『共感、共鳴、ケア能力』を持つ女性だからであろう。
彼女に匹敵できる男なんて、オカマ以外にはありえない。
その点、アミィは北京原人も裸足で逃げ出すぐらいの原人女だ。気がつけば他人を忘れており、遠慮を知らず、言いたい事を言い、言った事はすぐ忘れ、好きな時に好きな事しかしない。エアコンの空気口が近いからってトイレの横にう○こ座りでカレーを食べるような女だ。
ここまでゴリラだと世の中さぞかし生きやすいに違いない。
女として終わっているが、そんな人間と比較すれば、世の7割の男はケア能力が高いように思えるだろう。
最後に、
『彼はあんなに気がきかないのに、社会でやっていけるんだろうか。』
と懸念する、ケア能力がすこぶる高い、ヴィーナスの中のヴィーナスである女性方にその心配をする必要はあまり無いとだけ伝えておく。
ケア能力と社会でのし上がれるか否かに関係性は無いからだ。
考えても見てほしい。
男の生まれた火星では、常に争いが起きている。
争い、勝つ事は男の遺伝子に編み込まれており、基本男は『周囲をケアして仲良くなる事』より
『周囲を蹴散らし自分がのし上がる事』を考えるように出来ている。
女性から見れば野蛮かもしれないが、それが火星のルールなのだ。
よって、ケア能力の低い男ほど火星の要素が強く、その分火星という社会のフィールドでのし上がり、勝つ可能性が高くなる。
ナイーブで周りを気にし、気配りな男…が僕はいるとは思えないが、そんな男がいたら一番に淘汰される。
男は『みんなで仲良くのしあがりましょう』なんて考えは持っていない。自分が一番か否か、一番になるにはどうしたら良いのか、男はそれしか考えない。戦わない者は、喰われるか淘汰されるか利用される。そんな風に割り切れる打算的で狡猾な男たちが社会の頂点に立つのだ。
貴女がそういう男性に寄り添いたいと思うかどうかはまた別の話だが。
若干大げさに書いてしまったが、まぁ何が言いたいかというと、ケア能力が無いからって仕事ができないとは思わないでほしい。
大抵そういう男ほど仕事はできる。
…けして僕自身がそうだから自己弁護で言っているわけではない。