毎週金曜日は……
こんにちは、金猛得だ。
(この記事はアミィが書いています)
先日、恋愛相談を受けた女性からこんな台詞を頂いた。
「私の彼はB型だからマイペースで自由で振り回されてばかりなの」
じゃあなぜ彼と付き合っているのかと聞けば
「ロマンチストで私のためのサプライズも沢山してくれるのよ。」
欧米では自分の血液型さえしらない人が多いが、アジアでは血液型による人格判断はまだまだ盛んな風習だ。
日本最大手の恋愛ポータルサイト【恋愛ユニバーシティ】で活躍するぐっどうぃる博士によれば、『B型人間というのは、極めてB型らしい行動をとる事が多い』らしい。
それはA型はなんとなくつまらないが、B型は「自由、マイペース、好き勝手」なため、楽で楽しい人生を送れるイメージがあるからだ。
心理学の実験で、A型の生徒たちに血液検査の実験(フェイクをし)「実は君たちはB型だったんだ」と伝えたところ、A型の生徒たちはたちまちB型のように振る舞いだしたという結果も残っている。逆もまた然りだったそうだ。
B型っぽい男はB型を免罪符にして好き勝手しているだけ。
まぁ、ほとんどの男は血液型を言い訳にしたりしない。
それを許しているのは、たいてい女性の方だ。
とはいえ、今日の記事は血液型診断の信憑性を論議するものではない。
世間様から何かと厳しい目で注視されがちなB型男。
B型男といえば、
マイペース
ロマンチックで甘い台詞を良く言う
やる気になれば、すごい尽くしっぷり
でもどこか信用ならないので夫には向かない
などなど、最近色々な所で言われているが、
典型的B型男の僕に言わせてもらえれば、
これらに、僕は100%当てはまる
ただ甘い台詞を言うのは、血液型とはあまり関係がないのではないだろうか。B型というのは、『思った事をあまり考えずに口にする』タイプが多いため、女好きのB型男は自然に『甘い台詞を吐くロマンチスト』になってしまうのだと思う。
実際、趣味に没頭して全く甘い言葉を言わないB型男も多い。
そんな草食系B型の事は僕はあまり理解できないので、
今回は僕のような肉食B型系について、書いてみたいと思う。(実際B型ではなくてもこういう性格の男はわりと多いのではないだろうか)
僕は女性が好きだ。
女性を喜ばせるのが好きだ。
そして、女性の美しさを発見するのが上手だと思う。
下は6歳のレディーから上は100歳のマドモァゼルまで、女性と見れば、とりあえず褒めて口説く。デートの時には雑誌で彼女が好みそうな有名レストランを事前予約し、彼女の家まで必ずピックアップ。『財布は家においてきてね』とショッピング費用から食事代まで、すべて持つのは当たり前。エスコートはかならず車道側を歩き、彼女が疲れていないか逐一観察し疲れたと見たらベンチの上にハンカチを置いてから座らせ自分は飲み物を買ってくる。
彼女の欲しいものや日常の会話は逐一忘れず、街中でそれを見かけたらさりげなく購入してプレゼントする。
そう言った女性に対する努力が、僕にとっては全く苦にならない。
正直『女はめんどうくせー』とか、『女性を褒めるのは嫌だ』
という男は人生の大半を損している!!
っと思うぐらいには女性に尽くすのが好きだ。
…が、
僕のこの行動は、女性が考えるような『愛情表現』の類ではない。
はっきり言ってしまうのは憚られるが、女性をエスコートし、賞賛することで、
『完璧なエスコートをができる自分』
『ケア能力のある自分』
『他の女心を理解していないモテない男どもとは違う女性を喜ばせられる優れた自分』
が好きなのであり、完全に自己満足、自分のエゴを撫でるために行っている。女性を喜ばせたいという気持ちは勿論あるが、はっきり言って愛情とは殆ど関係ない。性欲となら多大な関係があるが。
そして、僕と同じような男の殆どはそうだろう。
男が好むものは、『自分のエゴを満たしてくれるもの』
ただ一つだけだ。
僕にとっては、それが女性であるわけなのだが、女性がエゴを満たしてくれないと感じれば、男は別のものでエゴを満たそうとするのだろう。
男のあらゆる行動理由は、エゴを満たすため。
そのエゴとは、簡単に言えば
「俺格好いい!!」
っと思える瞬間である。
これを心から理解し、受け入れられる女性はあらゆる恋愛をコントロールできるようになると思う。
例えば、彼がプレゼントをし、貴女を喜ばせようとするのも、別に愛が裏側にあるからではなく、それが『彼のエゴを満たす』からだ。
彼が趣味に没頭するのは、趣味が彼のエゴを満たすからだ。
彼が貴方に甘い言葉をささやかないのは、それが彼のエゴを特に満たさないからだ。
行動原理は全て同じなのに、女性は直ぐに『愛がある』か『愛が無い』かに結びつける。
はっきり言おう、男の行動の裏に愛がある事なんて殆どない。
男はエゴの生き物。
愛を錯覚する事はあっても、女性のように愛に生きる事はできない。
とはいえ、女性は言葉に敏感な生き物だから、愛の言葉が欲しいという気持ちも理解できるし、男の失礼な言葉が許せないという気持ちも理解できる。
それも仕方がない事だと思うし、相性の内だ。
自分がされて好ましくない行動や、好ましくない言動は一切受け入れる必要はないと思う。だが、傷ついたり、怒りそうになったら、まず1クッション入れてみて欲しい。
彼の行動はあくまでも彼の『行動習性』であり、
身長、体重、収入と同じようなスペックの一部だ。
愛情に左右されている行動だと思うと、行動を間違えるだろうし、無駄に苦しむ事になるだろう。
ただ、これは結婚をすると変わる時もある。
感情が行動に繋がる女性とは逆で、男は行動の後に感情を後づけする習性があるので、
家庭が出来る
↓
家庭を守らなきゃいけない(義務感)
↓
自分は一生懸命家庭を守っている
↓
だから自分は家庭を愛している
というように感情が移行するのだ。
男の行動は、エゴで発生し、言動がプロセスであり、感情がその結果。
それを理解して、上手い事男を手の平で転がしてやってほしい。
それがエゴを満たすなら、殆どの男は喜んで女性に転がされるだろう。
かくいう僕の妻も、僕のエスコートをすっごく喜んでくれる時もあれば、微妙な時は笑い飛ばしたりする。いつも喜ばない所がまた良いのだ。適度な難易度を設定してくれ、適度に褒美をくれる。
けれど、怒ると怖い。しかし彼女の手の平で転がされるのは気持ちが良かったりする。
また、僕のエスコートはムラがあり、やる気がある時はすこぶるやるが、気がのらない時は一体何があったのって思うほど、何もしない。
別の事に集中しているか、やり過ぎて飽きたか、なんてない理由なのだが、ここで『私に飽きたの!?今までのはなんだったの!?うそつき!!』と責められると、一気にさめる。
熟睡中にいきなり叩き起こされたような気分だ。
え、そこまで考えてなかった!?
めんどうくさいな、今そういう気分じゃないのに。
っていうか、この子と一緒にいたらずっとパーフェクトなエスコート求められるのかな、重いな…。
となってしまう。
男が「エスコートの気分ではない時」
これは、かの有名なジョン・グレイ博士の著書「ベストパートナーになるために」でも「穴籠り」の期間として書かれている。そんな時こそ女性は、男が心配になるほど自由にのびのびとしてほしい。男は帰りたくなる時間がぐっと早まるものだ。