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みなさん、こんにちは。
田辺まりこです。
ごめんなさい、ドキッとさせるようなタイトルで。
中学校の国語の教科書にもつかわれたことのある、
ヘルマンヘッセの少年の日の思い出という小説から、
一部を抜き出したものです。
簡単にあらすじを説明しますね。
主人公と、そのクラスメートのエーミールは蝶や蛾の収集が
趣味であった。貧しい主人公に対し、エーミールは裕福な家庭で育ち、
また成績優秀な模範的な生徒であった。ある日、エーミールが手に入れた
珍しい蛾を、主人公がぐしゃぐしゃに潰してしまい、それを、エーミールに
謝罪しに行ったものの、エーミールは
『そうか、そうか、つまり君はそういう奴だったんだね』
といって、許してくれなかったというお話。
中学生の国語の授業的には人を許すことを覚えようなどということが
主眼に置かれているようですが、大人になってから見ると、別の
教訓があると思っています。
いったん、人に
『君はそういう奴だったんだ』
というレッテルが張られると、その人の地位回復はかなり
困難なものになります。
たとえば、遅刻について考えてみましょう。
遅刻をする方は、ほんの数分だからいいだろうと思って
しまうかもしれませんが、
遅刻をされる方は、数分でもだらしがない人だと思います。
また、約束を破る方は忙しかったんだからしかたなかったと
思うかもしれませんが、
破られた方は、あいつは信用ならない奴だと思います。
こういったことを繰り返す（或いは一回でもしてしまう）と、
『そうかそうか、つまり君はそういう奴だったんだ』と
いうレッテルを貼られてしまいます。
みなさん、自分で自分の価値を下げないためにも、
遅刻や約束に敏感になりましょう。また、遅刻や約束を頻繁に
破ってしまう人には、レッテルの怖さについて、話してあげると
繰り返すことが無くなるかもしれません。
自分が成長するためには、人に教えることも、一つの有用な手段です。
ぜひ、他の人にも話してみてくださいね！
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