算数と国語のそれぞれの教材が素晴らしすぎて、

 

サピ教材は基本投げ出して放っていた娘が、特に国語は自主的にぐんぐん進めています。

 

何が違うんだろう?と覗かせてもらうと

 

学校の教科書やプリントを掘り下げたような、

「簡単な言葉で指示してくれる問題たち」で、しかも答えが一つだったサピ国語テキストと違って日能研国語は答えがいくつもある、自分の考えや意見・想像した文章を記述せよという自由記述が多い。

 

これは・・・!国語が好きな女子はますますその魅力に取り憑かれちゃうやつです・・・!

 

最初の入塾テストでこの自由記述の形式に慣れていなかった娘は

 

サピでのやり方で知っていた選択問題は全て答えられたものの、自由記述をほぼ空欄にして帰宅し、結果的に得意な国語が苦手な算数の足を引っ張るという点数になりましたが

 

日能研に実際通い始めてもうすぐ1ヶ月、

何よりこの自由記述の問題が楽しいようで、算数と国語の見直ししましょう と声がけをすると、国語から!と言って何やらノートに書き書きしています。

 

サピの国語は長文から的確に「筆者が書いている情報を正しく読み取り」「質問の意図を読み取り」「正確に答えを書きなさい」というメッセージを常に与えてくれていた、どちらかというと論理的かつ合理的に隠れている正解を炙り出す手法を身につけさせる演習であったのに対し

 

日能研の国語はのっけから「答えはひとつじゃありません」「自分で考えて書いてみてください」という、フリースタイルの自由記述で基礎的な表現力・語彙力を確かにしていく手法に近いのでしょうか。

 

こんなに違うもの・・・?

どちらも中学受験を最終的な目標地点に一応は定めておられる塾だと思うけど、こんなに指導内容違っていたんですか・・・

 

と、日々驚いている元サピ生親・現日能研生親です・・・

 

そして、面白いのが算数です

 

日能研の予科教室の算数は

「いつかどこかで全ての点が線になりそうな」雰囲気を持っています。

 

ひとつ一つの回で取り組む内容が、「ああこれは あの単元につながっていきそうな・・・!」まさに予科的な内容です。

 

特に低学年はまだまだ興味や知識の個人差もあるでしょうから

早めにその辺りの「苦手分野」を親子と一緒に見つけ出そうとしてくださっているような、そんな雰囲気の教材です。

 

サピ教材では毎回苦手分野しか見つけられなかったのでそのうち算数自体が苦手なんだと心から親子で信じる結果となってしまいましたが

 

日能研教材では違います。文章題が苦手なのか、空間把握が苦手なのか、計算が苦手なのか、その回で取り扱う内容によって子の苦手を早期に発見することができます。この授業内容の作り方はすごいなと思いました。

 

そして面白いのは、日能研にうつってから娘が授業の後に先生役を担当して今回の授業を教えてくれるようになったことです。

 

サピの授業では、終わってからどうだった、と聞いてテキストを一緒に眺めてみても「先生が、書いたのを、うつしてきたよ。ほらこれ。」と言ってあとはシーン・・・としていたものですが

 

日能研の授業後は、「聞いて!今日ね、こんな授業だったよ。あのね、ねじれと交わりは違うんだよ。」と言い始めるから驚きました。先生の教えてくれたことを、しっかり聞いてきているのだな、と、授業中の娘の様子もなんとなく目に浮かんできます。

 

 

一回の授業で何か一つでも、印象に残ることや、知らなかったけど知ったこと、分からなかったけど分かるようになったことあったらすごい、と思って眺めていますが

得てきているものはひとつどころじゃなく、娘については本当に日能研の授業が合っているようで良かった、、というのが今の所の感想です。

 

自分は全然できないわけじゃない、

自分もきっとできるぞ、と思わせてくれて、娘のハートに小さな火を灯してくれた日能研に感謝です。