サピ偏差値50近辺をうろうろし続けていた小6の夏休みに、息子がやっていたことと、やっていなかったことを思い出してみますと

 

やっていなかったことの方が、圧倒的に多い・・・!

 

のですが、気を取り直して何をやっていたかを思い出してみます。

 

日々の夏期講習の復習で時間はどんどん奪われていきますので

 

正直、9月ごろまでに取り組んで〜なんて言われていた気がする有名中は、全くと言っていいほどやっていませんでした。

選びに選んで、受験するかもしれない2校分だけちょろっと。本当にちょろっと。。

 

そして、結局穴だらけだけどどうしようね、なんて言いながら、

 

漢字の要(息子は本当に漢字を忘れる)

理科のコアプラス(特に弱い岩石や気象、水溶液のあたりを念入りに)

社会は5年生の頃のテキストや知識の総完成を思い出すたび引っ張り出して問題を出して答えさせる

 

この三つは意識して取り組んでいました。

 

逆に、やらなかったことといえば

 

基礎トレ(夏休みだと言うのに、いまだに毎日は取り組んでおらず、3日に1枚ペースで、本当に自分に仕事繁忙期で彼を叱る体力も余力も残っていなかったことで親子関係の破綻を免れました)

有名中&過去問の類い

夏期講習の復習、国語はほぼ0、算数も薄め・・・社会だけ苦手意識があるので比較的取り組んでいたような気がします

 

と言うことで、案の定?というか予想通り?夏にきっちり算国に取り組んだ子たちに秋ごろぐぐぐんと抜かれることとなります。

反省点を今あえてあげるとすると、

直前期(1月)にやったような、算数の問題の解き直しを丁寧にやっていなかったことが一番大きいです。

算数は解法さえ定着すれば類似問題に対応していける力はサピ生ならばついているはずなのですが

膨大な量の講習を受ける中で、「苦手ぽい」と思われている社会などに時間を割かれていくと

最も合否の道を分けると言われている算数でまだ解けない問題があるのにそれを無視して突き進んでいくことになってしまいます。

 

もしもあの夏に戻れるならば、あんな危ない本番期を迎えずにすむための可能性を少しでもあげておきたいので

算数の日々持ち帰る教材の中で解けていない問題の解き直しと

基礎トレを1日1枚やる、を徹底すると思います。

 

基礎トレがもはや基礎的な内容でないため、この時期以降は一枚に5分10分では終わらせられないですが

それでも、その時間をとります。

 

ラスト1ヶ月で息子が基礎トレを進めた結果、最終的に10点を連続して取れるようになりましたが、

この教材は繰り返してやっていくことでどのパターンの問題が出てきても対応できるようになる力がつくようになっているからすごいです。

 

妹はサピをやめてしまいましたが、ラストイヤーはこの基礎トレ教材をゲットするためだけに入塾しようかしらなんていうアホなことすら考えたくなるくらいです。やりませんが・・・

 

そんなこんなで、サピから言われたことの半分ほどしか取り組みを進められなかった息子。

ですが、怒りませんでした。夏は一度も怒りませんでした。

 

なぜなら、十分、頑張っていると思ったからです。

自分なら、こんなに頑張れるかしら、まだ小学六年生で、世界の厳しさも社会の分厚さも知らない、

ただただ楽しいことや身近な遊びに浸っていたいはずの12歳の夏休みに、

海にもプールにも行かず、友達とかき氷を食べてゲームをする日もなく、

塾に行くか、家で勉強をするか、それだけで毎日過ごしている。

 

その姿を見て、こんなに頑張っているのだから、結果がどうなっても、絶対に息子を褒めようと思っていました。

 

結果はついてくるかもしれないし、ついてこないかもしれない。

けれども、それも含めて親子で受け取っていこうと決めて臨んでいる中学受験。

 

もし結果はダメでも、こんなに息子は頑張ってきた。α1常駐君と同じくらいとは行かないけれど、それでも十分彼なりにやってきた。

 

そう思い、親である自分もとても仕事が詰まっていたこともあり、無理しないで過ごす、をテーマにしていました。

親としての反省点は、実は有名中以外にも例えば早い親御さんはいろいろな学校の過去問を用意して、ご自身で解いて難易度を確認したり、お子さんの間違えそうな分野の問題が多く出るか、などの傾向のチェックをされていましたが、自分が全くそれをやれていなかったことです。

息子さん、娘さんが記述が得意なら第一志望をここにして午後校をここに・・・

と言うような、併願パターンも含めてみなさん素晴らしい親御さんたちは、出題傾向の研究がしっかりなされていました。

我が家の第一志望を仲の良いママさんにお伝えすると、即座に算数の難易度をチェックして教えてくれました。かなり難問出してるから基礎問題だけじゃ難しそうだね、と、その一言で算数舐めたらあかんのかも、、と私が焦り始めました。。

 

もしも、親御さんに余裕があるなら、その辺りをこの時期に確認しておくと良いかもしれません。

100メートル走が得意な子に水泳の飛び込みをさせようとしていたり

3000メートル走が速い子に砲丸投げで勝負させようとしていたら それは、親のミスかもしれません。

 

偏差値ではわからない部分ですので、過去問チェックはしておきましょう!

四谷大塚の過去問データベースで、一冊一冊分厚いのを買わずとも見せていただける問題と解答があるので、もしその辺りの研究が親御さんだけでは難しい場合は塾の先生に相談をしてみても良いと思います。余裕があればお子さんと一緒に眺めてみてもいいかもしれません。

 

我が家は天王山の夏をゆるりと淡々と過ごして、第一志望は相変わらず、難関の大学附属校。

それでも、受かりたくて息子なりに頑張っていた夏でした。