最近リアルのママ友さん(うちより年少児を二人育児中)から、

 

「なんかみんな習い事始めるのは簡単だけどやめ時難しいよねって言ってて。

でもママ友さんで、中学受験するときに習い事してたら書けるから有利になるから、て言ってたくさんやらせてる人がいて・・・

実際、そうなの?受験でそこ見られるんでしょ?」

 

と聞かれたので、?どうなんだろう・・・と我が家の経験をふと思い出してみましたが

 

そもそも、受験する学校によって、用意する身上書や提出書類の内容が全く違います。

 

我が家の場合でいえば、第一志望校と第二志望校のみ、そのような学校以外の活動歴や受賞歴も含めてアピールのために書き込むことができそうな余白部分がありましたが、、、(ちなみにこの2校は面接もあります。一つは子どものみで集団面接、もう一つは親子面接)

 

それ以外の受験校は、それは簡素で質素で事務的な出願のみで、完全に「試験の点数のみ」で合格者を選別しているということがわかるやり方をとっていました。

受験する学校が決まり、秋以降になると小学校の担任の先生に中学校へ提出する書類(成績や学校での委員会・役、先生方から見た様子などを記入していると思われます)を用意してもらいますが、受験する予定で考えていた学校は1月2月で8校ほどあれど、この提出書類を先生にお願いしたのは第一第二志望の2校分だけでした。

他6校で記入が必要とされるのは「名前・生年月日・住所・小学校名・保護者連絡先」ぐらいのものです。

ちなみに、この他6校というのもどちらももちろん多くの受験生さんが第一志望にも考えるようなしっかり名の通った立派な中学です。

当時、一緒に走る2024年組のママさんたちと「なんか最近は立派な出願書類用意する学校すごい少なくなってるみたいだね」「面接すらやらなくなってる学校が多いみたいだね」「もう、点数のみなんだね」「試験で頑張るしかないね」という会話をよくしていたのを思い出します。

 

お子さんの受験校が決まっている場合、

または志望校がいくつかに絞られている場合、

または低学年などでまだ志望校も決まっていないものの、親として希望するなんとなくの通学可能な中学校がある場合、

その学校の最新の募集要項を確認してみることをお勧めします。

 

なんとなくぼんやりと、「習い事してたら願書にかけるでしょ?」というイメージでお子さんに毎日のように習い事をさせても、調べてみたらそちらのご家庭で第一志望とする学校ではそんなものは聞いてもくれないで試験でズバッと切られる可能性だってあるのです。

 

ざっと、男子校のイメージでは、早慶と国立は割とその辺りが中学校側も「見る」だけは見ておきたいのか、と思われるような出願書類になっていると思いました。国立の筑波系は小学校の通知表も点数化されて当日の試験と同じく加点対象になるので、それは学校での授業も頑張っておくべき、となりますね。この辺り結構小学校でもわかりやすく、開成麻布を狙うと公言している男子たちは平気で授業点のマイナスが予想されるタブレットでゲームしまくり・・・な様子も散見されました。国立を受ける、という男子は非常に学校での活動も頑張って、色々な絵画展や算数の賞や夏休みの自由研究や作文の賞なども果敢にチャレンジされておりました。

早慶狙う組は、お金持ちが多くてとにかくあちこち旅行行かれてました。(笑 関係ない。)

 

結論、我が家では下の子も絶賛習い事については日々続けるかどうか変えるかどうかも考え中ですが、

「中学受験のため」として習い事をする、という考えはあまり有効ではないように思います。

中学受験のためになる、という観点であれば習い事より受験用の塾に3年4年ごろから通うことのほうが直結します。

そして、4年生5年生となってくるとだんだんとその習い事と受験塾の両立はできなくなります。

塾に通わない日の放課後に習い事などをやる余力がなくなるのです。

塾のない日は、ひたすら復習を回して、あとは自宅でできる少しのストレス発散にゲームや読書、アニメや映画や工作など、ぐらいにしか親も子供も余力は残りません。我が家はそうでした。

 

その上で、思うのは

習い事は、直接中学受験のためにはなりませんが、子どもの探究心や挑戦心を育むこと、芸術系であれば五感を使った表現を通して自己実現や自己理解を進めること、スポーツであれば友と切磋琢磨して試合で勝った負けた・・・などの流れから心身の鍛錬につながることは確実にあります。

 

現在中1の息子は0歳の頃から、少しでもかじったものを挙げて考えてみますと

英語、バイオリン、野球、サッカー、テニス、絵画造形、プログラミング に触れてきましたが、その中で今も続けているものといえば2、3しか残っていません。

が、英語をやっていたので耳が今でも良く、吸収が早いです。

バイオリンをやっていたので小学校では吹奏楽のメンバーに選ばれリーダーを務め、中学校でも音楽会に向けて音楽をやってきている子たちと楽しみだと話しているようです。

野球とサッカーで体を動かしてきたので小学校で地区大会で入賞し、今も運動は得意で学校でもサッカー部の子達と毎日のように鬼ごっこをしています。

絵画造形をしていたためかよく区の展示会に作品が選ばれて家族で観に行きました。今でも自宅で色々な物を作ることが好きです。工作は受験時代のストレス発散に最も良かったようで、小さな細かいレゴなどは今でも喜んで作っています。

プログラミングに触れた効用は今のところよくわかりません。笑

 

どれが仕事につながる、とか

これが中学受験で役に立った、というものはよくわからないのですが

やってきたこと全部が、今の息子の知力体力精神力を作っているように思います。

 

娘についても、バレエや英語、バイオリンにピアノ、絵画などをやってきていますが、この先何が残っていくかはわかりません。

 

中学に入ってみると、想像以上に「勉強だけやってきた」ようなお子さんは少なかったようなので、

 

色々と習い事をして、それぞれの楽しい!や、これを頑張りたい!という気持ちを育んであげることは、きっとその子のためになることなのではないでしょうか。

 

現代の子たちは習い事をしすぎ〜なんていう呟きも見かけることがありますが

家や近所でぼうっとさせていたら いつしか周囲に流されてyoutubeや動画、SNSにハマっていく・・なんていうことも親としては怖かったりしますので、、

 

そういうものよりも、夢中になれるもの、楽しいと思えるものがどこかにあるかもね!と、

親子で一緒に探していく、というのは非常に有益なのではないかと思います。

 

親はどんどん、時間もお金も無くなっていきますがね・・・

親は、すり減っていくものですよね・・・

みなさん、頑張りましょう・・・