息子と去年の今頃は、ヒィヒィ言いながらなんとか険悪な雰囲気にはならないようにしながら、サピ通いと日々の復習と受験勉強と過去問(有名中)に勤しんでいたことを思い出します。

 

昨年の今頃、自分は自分の時間も持てず何も余力がなく、、

 

仕事と家事と送迎とコピーと声かけと受験本番の日程調整や準備に全てのパワーを吸い取られ

 

夏休みにも夏休みらしい家族の旅行や日帰り遊びの一つも予定が立てられず、仕事も繁忙期で

 

もう、何も楽しみがない

 

と言う状況で、本当にヘロヘロでした。

 

この努力がいつか報われるんだろうか

もし報われなかったとしたら(しかも、不合格=報われない、と信じていたものだから始末が悪いです)。

 

そんなことを考えて、自分と息子を追い込んでしまっていました。

 

それでも、息子の力を信じて なるべく最低限の声掛けで、彼のメンタルを守ってなんとか走り抜けようとしながらも

自分は自分のメンタルを保つために、パワポで「私の夢」なんていうものを作っていました。

 

私の夢

 

カレー屋さん巡りをすること

息子が〜〜中に合格すること

温泉に行くこと

イタリアでパスタを食べること

 

などなど、色々書いてありました。

 

これ、実際、半分くらいすでに叶っているんです。しかも大切なところがしっかり叶っています

 

なんですが、今の自分は夢が叶ったその先に生きるものとして、なんだか果てしない物語の先を、まるで蜃気楼のように幻のように見せられているような気持ちになる時があります。

 

説明が難しいです。

 

息子は熱望していた中学に入りましたが、テストでは平均的な点数が多く、何か突出して秀でているものなどはありません。

けれど、とてもやる気にあふれていて、心優しい少年であることは間違い無いので、そのまま真っ直ぐに成長していってくれることを願っています。

 

親子ともども、大きな目標を達成して、夢が叶った状況の今、

少しもしかしたら、迷子というか、探したい気持ちになっているのかもしれません。

息子の人生を賭けるような夢、を。

 

まだまだ中学1年生。

そんなものは、見つかっているお子さんの方が少ないかもしれないし 見つかっていてもこれから変わることもあるでしょう。

 

けれど、がむしゃらにただただサピに走らせてもらった中学受験のあの日々に比べると

どこか間延びしているような今の中学1年生の生活で、部活も授業も友達との遊びも楽しそうですが

何か一つ足りない・・・とすれば、息子の心に火がつくこと、でしょうか。

本人の心に火がついた時ほど、急成長する時はありませんね。

 

勉強でも、研究でも探求でも、部活でもスポーツでも、創造でもいいです。

何か、夢中になれる、頑張りたいこと、に、この学校に通いながら、友達と色々なやりとりをしながら、見つけることができますように。

 

というのが、自分の次なる夢になりました。

また、新たに、「私の夢」をパワポで書かないといけないですね。

 

ちなみに小3の娘はすでに夢が3つ〜4つほどあります。

どれも横文字の職業なので、せめて英語だけでもやっておこうか・・・ぐらいの大雑把な人生計画しかまだありません。

 

どんな道でも、勇気と喜びを持って、進んでいけるといいですね。