おりしも、東京都知事選が盛り上がっています。(いるのか?自分の職場では一応話題としては連日のように出されています)

 

息子の中学は、しっかり授業について勉強を重ねていけたらそのまま付属高校・大学へと進む予定となっていますが、その大学は政治家を輩出する出身大学で国内第二位とされています。(まぁ、マンモス大なのでそもそも母数多いだろ!と言われたらその通りなのでありますが)

 

この素地を作る授業が行われているというのは伝統なのか?

息子の受けている授業は、どうやらクラスメイトを前にして自分のレポートや考え・意見を発表する、という機会がやたら多いようです。

 

小学校でもありましたが、小学校ではグループワークだったのが

中学ではとにかく一人で発表。一人で資料作成。vs30人。ということで

 

息子くん、先日とある国語の発表で聞いてくれたクラスメイトが一番よかった人は誰だと思うかの投票をする、という授業で

見事一位を獲得したそうで、とても嬉しそうに話をしてくれました。

なかなかの勇気が必要な場所と推察するので、それは素晴らしいことだね、と褒めておきました。

 

人前で自分の考えや意見、調べて気づいたことなどを発表するのはなかなか緊張感のあることだと思います。

それが、同じような体験や環境を共有してきた友人たちでも緊張しそうですが、

比較的色々な環境から集まっている私立中となると、まだ相手のことを全てわかっているわけではない場所だからこそ、なおさらです。

 

とはいえ、環境はさまざまとはいえ

属性としては比較的恵まれたお子さんが多い様子であることも親目線ではなんとなく見て感じているため、

この議論する授業スタイルが素晴らしいものであると思う一方で

もっともっと広い世界で、全く違う環境で生まれ育っている人たちとも 議論ができて、自分とは違う人の苦しみや悩みも理解できる人間になっていってくれたらいいな、とぼんやり思いました。

 

おりしも、都知事選の途中でありますので。。

 

息子には政治家になんてならないでほしいですが

 

どんな職業を選ぶとしても、その目線は持っていてほしいです。

恵まれた環境で育つ人ばかりではないという現実。

恵まれた環境で育った人たちだけで、社会のあり方を決めていくということが 危険性をはらんだ社会を形成していってしまう恐れがあるのだということ。

 

こんなおばさんが言わずとも、もう息子はわかっていることかもしれないですが。。

 

目の前の30人が自分と同じような人だと思えば意見は言いやすいでしょうが

 

自分と全く違うタイプの30人を目の前にした時、非常に意見は言いづらくなるでしょう。

 

でも社会って、自分と同じような人とだけ付き合って構成していくことなんてできないですからね。

 

息子くんには、ぜひどんどん視野を広げていってほしいものです。