息子は運動部と兼部で理科部に入っています。

 

運動部は通常運行ですが、理科部は今週末に2025年受験組の初めての学校説明会がある!ということで、

 

いそいそと今週は部室(理科室)の整理や準備をしているようです。

 

去年の6月は、息子を連れて行った学校説明会。

オンラインの開催のみという時期がようやく終わり、現地で校内見学と個別質問会も予約すれば行ける、というこの機会を逃せない!ということで、しっかり見学と質問も行った我が家です。

最初の全体説明会は講堂が埋まるほどの大盛況で、どこもかしこも賢そうな少年たちと立派で実直そうなご両親・・・という構図の中、

「これ、うち、受けて受かることなんてあるんだろうか・・・」

というぐらいには不安になってしまっていました。

 

学院長からのお話ではライバルKとの早慶戦のあれこれの話があったり、

これまで医学部進学の道が学内で模索できなかったという弱み?を払拭できる日本医科大への進学枠ができた・・・なんなら今年首席入学が学院生・・・という情報なんかもあり 会場は色めき立つような活気ある様子でしたが

すごかったのはその後の校内見学の、理科部部室、理科室公開・・・

我が息子は何よりも生き物のお世話が興味があり、もし入学できたら入りたいということだったので理科室見学したい、ということで向かってみたところ

原宿竹下通りを凌駕するほどの混雑っぷり。

まず、しばらくは廊下でやり過ごさないと入れませんでした。

こ、こんなに・・さすが男子校、男子は生物好き・・・昆虫好き・・

ということで、時間が経って入り直してみたものの 理科部の物理班の作った紙のパラシュート実験なども人気ではあったのですが、もうわんさかと6年生たちが詰めかけていたのが カブトムシの飼育ケースでした。しかも、ケースの上部は空いている!さ、触っていいと、横で眺めている顧問の先生がおっしゃっている!

 

その寛容さに度肝を抜かれつつ、息子は「あれじゃあカブトムシが死んじゃう。可哀想」ということで、見には行っても触らずに戻ってきたようでした。

元気な男子たちは、触る触る・・・!確かにカブトムシが気の毒にはなりました・・

 

さて、あの時に鑑賞させていただいたカブトムシの出所が判明したのですが、

どうやら校内の森の土の下を理科部が土曜の生物採集などで掘り返して、カブトムシの幼虫をたくさん発見して持ち帰り、それを育てて見事に育て上げたものたちが大半だそうです。(先生方、間違っていたら申し訳ありません・・・中一息子の聞いてきた内容の理解です)

 

確かに学校は周囲を広大な公園に囲まれていて、学校内の敷地にも森と呼べるくらいたくさん木々が生えています。

その足元の土の中に、カブトムシの幼虫がたくさん眠いっていても不思議ではありません。

 

今年採集してきた幼虫たちはまだ幼虫のままですが、

部室にはすでに元気に飛び回っているカブトムシたちもいるそうで・・・

今週、顧問の先生自慢のカブトムシくんは、「(説明会で死ぬ前に?)しばらく飛ばせてやろう」ということでひとしきり教室や廊下を飛び回らせて、上級生たちがその後捕まえに奔走していたそうです。

 

我が家の理科部の中学1年生、それでもあの阿鼻叫喚?の説明会を陰ながら楽しみにしているようです。

自分たちが普段お世話をしている生き物たちを

見にきてくれるかな。

興味を持ってくれるかな。

もしかしたら来年、後輩になるかな。理科部に、仮入部しにきてくれるかな。

息子はなぜか来年以降理科部の部長を目指しているそうで、、1学年下の潜在的理科部員たちに思いを馳せて、放課後の部活で今週は運動部の活動より身を入れて理科部の活動をしているようです。

 

ちなみに、個別質問会は第二回以降の説明会でもできたら予約してお話しできると、

相手が学校の現役教員の方々なので、色々なイメージが湧きやすいと思います。

我が家はたまたま個別質問会でお話しした方が 今の運動部の方の部活の先生ですが、今の運動部では大変厳しくて怒ると怖い先生なのだそうですが、個別質問会の時は菩薩かと見紛うほどのお優しさをもって向き合ってくださっていたので、なんとありがたい場所であったのかと感じております。

あの、短いながらも濃くありがたいお話をいただいた経験が、少なからず厳しい最後の直前期・本番受験の日の心の支えになったことは確実にありました。

小学校受験とは違いますので、そこでなんらかの道筋を・・!恩恵を・・!金ならあるんや・・!なんていう事前交渉は一切出来ないことになっておりますのでそこはご承知ください。中学受験は試験の結果あるのみです。この日はただの、学校についての生活や通学のイメージを持つための質問会です。

 

学校説明会は、その学校とのご縁の始まり、とも言えると思います。

そこから、その後長く続いていくことになる中学校との様々な関わり合いがスタートする日です。

ぜひ、楽しみや希望、期待を持って臨まれてください。