今日はボウリングの日ですって。
私は苦手。
にのちゃん、あんまり得意なイメージ、ないよね。バンクボーリングのやまたろ。下手だったよね。総武線アタックも、イマイチ。
意味なく、にのちゃん
ボウリング、得意?不得意?
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それより、めざましの、キャンドル話。
pちゃんとのコメントのやり取りで、そりゃ妄想するよね。
てことで、BL妄想ぶっこみます
大丈夫な方だけ、どうぞ!
はぁ、今日も一日頑張ったぜ~。
いよいよ映画の番宣も佳境を迎えて忙しくなってきた。可愛いあいつとゆっくり出来るのも、今日を逃すとしばらくは無理だろうな。
俺の番宣が終わる頃、あいつの映画がクランクインする。今回の監督も前回のように9時17時なら、夜逢えるのにな。どうなんだろうな。
今回は事務所の先輩が一緒だから、ゆったりした撮影にはならないかもな。
そうなると、またしばらくすれ違いの日々だ。
レギュラー番組の収録では逢えるけど、二人の時間をゆっくり持つのは難しい。
あ、しかもあいつ映画の撮影が終わっても公開する主演映画の番宣が入ってくるじゃないか。そうこうするうちにライブツアー、年末のバタバタ。
はぁ………。
絶対今夜は!
俺は気合いを入れ直してひそかにあいつと同棲するマンションに入った。すぐに来たエレベーターに乗り込むと、階数ボタン・閉まるボタンを連打。あ~、こんな時高層階に住んだことを後悔する。最新式のエレベーターは高速で俺達の部屋の階に止まった。
ドアをこじ開けるようにして出ると、カードキーを取りだし急ぎ足で我が家のドアの前に立つ。チャイムを鳴らすことなくカギを開けると、ドアを開けて素早く玄関にはいった。
「ただいま~」
しん、と静寂が帰ってくる。
あいつ、帰ってるよな。
ビール買って帰るね、というLINEが入ったのは二時間も前。
またゲームに夢中かな。
ただいま~と帰ってきても迎えに出てこないのはいつものこと。大概リビングのラグの上でちんまり胡座をかいてゲームしてる。テレビゲームの時もあれば、パソコンのゲーム、スマホゲーム、携帯型ゲーム。ゲームの種類は変われど、その姿勢はいつも同じ。
靴を脱いで廊下を進み、リビングのドアを開けて「ただいま」
「あれ?」
リビングはオレンジの間接照明のみの暗さ。居るはずの猫背の姿は見当たらない。
もしや、もう寝室に行ったのか?そんなに遅い時間ではないはずだが……。
リビングを出て、寝室のドアを開けようとした時、ピチャンという微かな水音が聞こえた。
「風呂?」
湯船に浸かるのが好きだから、よく長風呂してることがある。俺は長く入れないけど。
方向を変えて浴室のドアを開けて中を覗くと。
ゆらゆらと柔らかいオレンジの光達に囲まれて、白い裸体。気持ち良さそうに浴槽のフチに腕を置き、その上に頭を乗せて湯に浸かる愛しい人。
「あ、おかえり~。ふふっ。智も入る?」
「た、ただいま。どしたの?これ」
浴槽を囲むようにいくつも置かれたキャンドル。ほんのり甘い香のするアロマキャンドル。
「んふふ❤キャンドル翔に貰ったの。……やっぱり、オレが家でキャンドルつけてたら、何て言ったらいいか分かんないのね」
ニヤリ、笑いながら言う和は、やっぱり今朝のを見たんだな。
「で、可愛い後輩には心の中に忍ばさせてあげるの?」
ちゃかして言ってるけど、言い終えた口はとんがって、言葉より素直。
「お前以外に、俺の心ん中忍びこめるヤツはいねぇよ」
俺はさっさと衣服を脱いで、キャンドルを避けながらこそこそシャワーする。
じっくり舐めるような視線を感じながら浴槽に入ると、和を後ろから抱き締めた。
「ねえ、知ってる?ファンの子たちの間では、オレは大野さんのリアルお国なんだって」
俺に体を預けるようにして、和が言う。
「んふふ。リアルお国はちゃんと家に入れてくれたな」
「…………あなたが入るのは、家、だけ?」
なっ!
耳のふちがキャンドルの暗い灯りのなかでもはっきり分かるほど赤くなっていく。
俯く和の顎を掴むと強引に後ろを向かせ、噛みつくようなキス。
「ふっ……ぅんっ……」
「ふっぁ……和……」
左手を和の中心に持っていくと、そこはすでに上向いて、湯の中でも分かるほどぬるぬるとヨロコビの雫を溢れさせている。
「和……えっろ……。今日はここで……?」
今さらのように恥じらう可愛い和。無言でコクリうなづくのを確認すると、俺は和の脇に手を入れて立たせた。
「壁に手をついて。顔、こっち」
ゆらゆら、揺らめくキャンドルの炎。快感に白い尻を揺らす和。
あぁ、たまんねぇ。
なんもいえねぇ。