より多くの富を手にしたいと思うのであれば、自分の肉体を使って労働した対価として報酬をもらうような一般的な働き方・仕事のスタイルからは抜け出すべきです。
もちろん、自分自身が「この仕事をやりたいんだ」と思ってその仕事を選ぶのであれば、本人の自由なので好きにすれば良いと思います。
ただもしあなたが「今すでに1億円の純資産を持っていたとして、その仕事を続けますか?」と質問された時に「いや、生活費のためです」とか「生きるために仕方なく働いています」という類の答えになるのであれば、変化する必要があります。
これまで僕自身も、セブンイレブンのアルバイト、引越しのバイト、ホテルの清掃員、機材を運ぶ重労働で働いた経験があります。
過去に僕が経験したことを振り返って、率直に感じるのは「リスクだけが高すぎて、とんでもなくリターンが少ない。搾取されすぎ」ということです。
いくつか明確な理由があるのでお伝えします。
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1.時間とエネルギーを奪われ、選択肢が限られてしまう
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肉体労働をすると、1日約6時間〜8時間働かなければいけません。
もちろん、シフトによっては3時間にしたり4時間にしたりと調整は可能かもしれませんが、どちらにしても時間とエネルギーと自分の意志を奪われてしまいます。
現代で最も多い悩みや問題は、
「自分が何をしたいのか分からない」
「自分で決めることができない」
このように自分の分からないことが原因で引き起こってしまっている問題や悩みです。
考えてみてください。
自分が何をしたいのか、自分がどんな生き方にしたいのか、自分が何をやりたくないのか、自分がどこに住みたいのか、自分がどんな仕事をしたいのか
これらの答えを知っているのは、誰ですか?
他の誰でもありません、自分自身です。
自分しか自分が求めていることを見つけることも知ることもできません。
なのにも関わらず、自分と向き合う時間やエネルギーを生活費のために消費させるなんて僕は人生を無駄にしていると思います。
つまり、自分の人生に真剣ではないということです。
自分の人生を生きるためには、自分で選択できる状態を作ることが何よりも大事です。
どこで働いてどんな仕事をするのか
何時に起きて何時に寝るのか
出社するのかしないのか
日本に住むのか海外に住むのか
誰といて誰といないのか
収入はどれくらい得て貯蓄はどのくらいあるのが自分にとって都合がいいのか
etc…
自分の人生のありとあらゆることを自分で決めることができるのが豊かな人生です。
労働者として生き続けるということは、自分の心と向き合う時間とエネルギーを奪われてしまいますし、選択肢も限られてきます。
自分が最大限幸福な人生を労働者として生きていくのは、諦めるべきです。
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お金を稼ぐという観点で効率が悪いし、リスクが高すぎる
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また、お金を稼ぐために労働者として働いている方も多いと思いますが、効率が悪すぎますし、リスクが高すぎます。
これは僕自身が引越しのアルバイトや重い機材を運ぶ仕事を経験したときに感じたことなのですが、リスクとリワード(報酬)が全く見合ってないです。
荷物を運んでいるときに、もし仮に自分の手が滑ってしまい足に落ちてしまった場合、その後動けなくなってしまいます。
他にも大きな荷物を動かしているときに、もし仮に手を挟んで怪我をしてしまった場合、その後手を使う仕事ができなくなってしまいます。
このような身体的リスクを抱えているにも関わらず、もらえる報酬はどのくらいですか?
1時間1000円だったり、1ヶ月20万円〜30万円。
はっきり言わせていただくと、愚かすぎます。自分を安売りしすぎです。
また肉体労働で報酬を得ている限り、自分が働くことをやめた瞬間に報酬を得ることができなくなってしまいます。
つまり、肉体労働での収入に依存するということは「何歳になっても僕(私)は一生肉体を使って働き続けます」と死の宣言をしているのと同じことですからね。
何度も言わせていただきますが、自分で選んでその仕事を行っているのであれば、それは個人の自由なのでいいと思います。
ですが、もしお金を稼ぐために肉体労働を選択しているのであれば、それは完全に意思決定をミスっています。
痩せたいと口では言いながら、朝・昼・晩にマクドナルドやスタバで甘ったるいフラペチーノを爆食いしている人と同じようなことをしてしまっていると言っても過言ではありません。
世の中には、毎日ゴロゴロしながら、毎月数百万円〜数千万円というお金を手にしている人もいますし、毎月豪遊しているにも関わらずどんどん富を増やし続けている人もいます。
また僕自身も現在では、毎日好きなカフェで仕事したり、家でゴロゴロしながら携帯を使って仕事したり、パソコンを活用して好きなタイミングで自由に仕事して報酬を得ています。
かたや一方で、毎月必死に肉体的リスクを抱えながら働いているにも関わらず毎月20万円〜30万円しか給料を得ることができず、毎月しっかりと支払うべきものを支払っているのに手残りも貯蓄もほとんどない人に分かれます。
両者の最大の違いは何か?
それは、『ゲームのルールを知っているかどうか』です。
まずはお金がどうやって自分の元へ辿り着いているのか経済の仕組み・根本を理解しましょう。
そして、ゲームで勝つための選択を今日からし始める必要があります。
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環境が悪い・最悪の負のループにハマってしまってる
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実際に僕自身が働いていた現場環境は最悪でした。
・一緒に働いている人の悪口ばかり
・きつい仕事をいかに他人にやらせるか考えている人ばかり
・食べてるものがジャンクフードばかり
・休憩時間はタバコ休憩
etc…
本当に右を見ても左を見ても、地獄で終わってました。
資材を運ぶときに怪我しそうになるのは当たり前。
休憩時間はタバコを吸ってお菓子食うのは当たり前。
仕事中、誰かの愚痴をいうのは当たり前。
下っ端にきつい仕事をさせるのは当たり前。
身なりも不潔な人ばかりで当たり前。
こんなクソみたいな環境にいたら、そりゃ心も身体も腐っていくのは当然です。
というか、肉体的にも精神的にも病気になるとすら思いました。
危険な仕事をして
↓
休憩中はジャンクフード食べたりタバコ吸って
↓
関わる人たちも文句や愚痴ばかりで
↓
8時間の仕事で体力も考える気力も自分と向き合う時間も失って
↓
休日には寝るだけor家族とちょっとお出かけ
↓
また働きに行って
↓
1ヶ月やって手取り15万円〜30万円
このような最悪の負のループにはまっている状態でお金持ちになったり、豊かになっていくのは到底厳しすぎます。
超絶ハードモードです。
労働者の方にとって耳が痛い言葉かもしれませんが、貧しい人の影響を強く受け続けるというのは、まさに膨大な「負債」を抱えているのと同じ状態ですからね。
以上の3つの理由
1.時間とエネルギーを奪われ、選択肢が限られてしまう
2.お金を稼ぐという観点で効率が悪いし、リスクが高すぎる
3.環境が悪い・最悪の負のループにハマってしまってる
から、より多くの富を得ていきたいと思っている人は120%労働者からは抜け出すべきだと僕は思っています。
断言しておきますが、自分が労働者なのにも関わらず「自由になりたい」「楽になりたい」「もっと豊かな生活が送りたい」と願っても不可能なことですし、株式会社とはどんな仕組みになっているのかから知る必要があります。
株式会社とは、そもそも従業員を豊かにするためのものではなく、株主を豊かにするためのものです。
もし仮に従業員を豊かになるような制度や仕組みがあったとしても、それは最終的に株主に何かしらのメリットがあるから行われているものであって、純度100%従業員が豊かになるためだけの制度や仕組みなんてものは存在しませんからね。
もちろん、経営者の中にはSNSやYouTubeで「従業員のためにやっている」「従業員は家族だ」と発信している人もいるかもしれません。
ですが、それらは世間受けを狙ったパフォーマンス、もしくはその発言をすることで何かしらのメリットがある(社会から認められたり、承認欲求が満たされるなど)、もしくは自分自身が経済的に豊かになることできたから社会貢献的な理由で事業をしている、いずれかのどれかです。
これらを聞いたときに
「そんなことを言う山中は最低だ」
「山中がただ性格が悪いだけじゃん」
「私たちってただの奴隷なんですか」
と思う方もいるかもしれませんが、そのような方はぜひご自身で事業をスタートさせ人を雇う規模にまで大きくしてみてください。
全ての責任をとり、全てのリスクを引き受け、全ての意思決定を自分で行っていく中で生まれた利益を、今日のお昼ご飯のことや異性とのデートのことやサボることしか考えていない従業員にお給料を払うことがどれだけのことなのかを理解できるはずです。
労働力という商品は
最も「リスク」が高いにも関わらず
最も「価値が高い」にも関わらず
最も「リターン」が少ない商品
ということをまず理解しましょう。
Q.なぜ、最もリスクが高いのか?
A.怪我をして働けなくなった瞬間終わりですし、病気など肉体的なリスクを膨大に抱えているからです。
Q.なぜ、最も価値が高いのか?
A.自分の時間や身体を売っているのと同じなわけなので、それが月15万〜30万円なわけがないじゃないですか。
(逆にふざけるなってマジギレしないのがおかしいくらいです。笑)
Q.なぜ、最もリターンが少ない商品なのか?
A.そもそも価値の高さに労働者が気づいていないから、資本家が「ラッキー。バカじゃん」と言って超絶安く買い叩ける状態になっているからです。
はっきり言っておきますが、労働力を商品にしている限り、120%お金持ちにはなれません。
これは断言できます。
お金持ちになっている人や自由な生活を送っている人をよく観察してみてください。
労働力や時間を商品にして提供して豊かになっている人は誰一人いません。
では、なぜこのように仕組みを知ったとしても今までの思考を変えることができないのでしょうか?なぜ頭では分かっているのに労働してしまうのでしょうか?
それは、拝金主義者だからです。
つまり、お金以外の価値を全くみていないということでもあります。
たしかに1時間働けば1000円もらえるかもしれません。
たしかに1日働けば1万円もらえるかもしれません。
たしかに1ヶ月働けば15万円〜30万円もらえるかもしれません。
ですが、微々たるお金をもらう代わりに失っているものがあることに気づいていますか?
1日マックスで働くことで資産を作る時間や体力を全て失ってしまいますし、子供との時間や妻との時間も失ってしまいます。
また力仕事系の場合、スキルや知識が向上することはほとんどありません。
重いものを運んで多少筋肉は付きますが、自分のスキルを高める時間や知識を増やすための時間を失っているのと同じです。
「労働しなきゃ生活できなくなってしまう」
という方もいるかもしれませんが、それは思い込みです。全然問題ありません。
例えば、インターネットを使って自分の好きなことを事業にしたり、ナンパした女の子に養ってもらったり、生活保護をもらったり、労働しなくてもお金を得る方法は無数に存在しています。
お金と労働には何の相関関係はありませんからね。
労働しなくてもお金を得ることは十分可能です。
むしろ、お金持ちになればなるほど労働せずにお金を得ていますからね。
僕が労働者の方に最も伝えたいのは、給料や目先のお金を優先しすぎて、失っている資産の価値と大きさに気づくべきだということです。
世界では貧富の差が開いていると言われていますが、当たり前です。
毎日8時間労働して、
体調を壊すジャンクフード食べて、
悪質な情報摂取して、
学ぶ体力も時間もなく、
帰ってオナニーして寝るだけの生活
を送っている人もいれば、
毎日事業や動画やコンテンツなどの資産を作って、
オーガニックの身体に良いものを食べて、
良質な情報摂取して、
良質な人間たちに囲まれて、
魅力的な異性とセックスする生活
を送っている人もいます。
どっちが豊かになっていくのかなんて一目瞭然です。
当たり前に後者ですよね。
そして、貧しさは貧しさを引き寄せ、豊かさは豊かさを引き寄せます。
貧しい人は貧しくなっていき、豊かな人はさらに豊かになっていくということです。
何度も言いますが、労働者の世界にいる限り、豊かになることも自由になることもできません。
今日から変わっていく必要があります。
山中蓮