絶望の淵にいた僕が「絶対に再起するぞ」と覚悟を決め、何よりも優先して確保したものは時間です。

 

 

もちろん、就職して1ヶ月働けば月20万円というお給料を得られるかもしれませんし、日雇いのバイトを1日中行えば1日8000円〜1万円というお金を手にできるかもしれません。

 

 

ですが、僕は目先のお金ではなく、何よりも時間を確保することを優先しました。

 

 

なぜ時間を確保することを優先したのか?

 

 

それは時間があれば無限の富を手にできるからです。

 

 

僕は時間こそ「最大」で「最高」で「貴重」な経営資源だと思っています。

 

 

この文章を読んでくださっている方の中にも現状お金がほぼ0に近い人もいるかもしれません。

 

 

大丈夫です。安心してください。

 

 

時間さえあれば、1つのアイデアや発想力でいくらでも巻き返すことができます。

 

 

ですが、時間がなければアイデアを実行することはできませんし、そもそもアイデアを生み出すための情報収集すらできません。

 

 

時間という資産は僕たち全員に与えられた最大で最高の資産です。

 

 

手持ちにお金がなかったとしても、この時間という資産を使えばいくらでも這い上がることは十分可能です。

 

 

逆にお金もなくて時間もない状態であれば、ほぼ詰んでいる状態と言っても過言ではありませんからね。

 

 

なぜ僕がこのように「時間を何よりも確保すべきだ」という思考になれたのかというと、3、4年前に一度無一文の時の経験があったからです。

 

 

当時の僕は、事業収益がゼロで収入源は全くなかったのですが、当時の彼女のヒモになって生活をしていたので、1日中情報収集に時間を使うことができたり、事業をゼロから作ることができました。

 

 

家賃も食費もカフェ代も全て女の子に払ってもらい、自分はとにかく事業を作ることだけに一点集中する。

 

 

結果的に、約4ヶ月ヒモ生活をしたのですが、そこから半年後にはタイへ移住し年商1890万円の事業を作ることができました。

 

 

もし仮に当時の僕が「1日中アルバイトをしよう」という意思決定をしていたら、きっと半年後にタイへ移住することはできなかったと思いますし、事業の収益を生み出すまでにもっと何年もかかっていたはずです。

 

 

時間があれば、ゼロから事業を作ることができます。

 

時間があれば、再起するための方法を模索することもできます。

 

時間があれば、現状を変えるための打開策を見つけることもできます。

 

時間があれば、効率よくお金を得る仕組みを作ることもできます。

 

時間があれば、新たな知識やスキルを取得することができます。

 

 

つまり、時間があればなんでもできるということです。

 

 

多くの人は特別な技術やスキルや知識がないから這い上がれないわけではありません。

 

 

極端に時間の使い方が下手くそすぎるから這い上がることができないだけです。

 

 

では、なぜ現代では時間の使い方が下手な人が多いのか?時間を確保しようと思ってもなかなか時間を確保することができない人で溢れているのか?

 

 

それは、資本家たちが作り上げたラットレースの仕組みから抜け出せないからです。

 

 

一般的なサラリーマンの方は朝7時に起きて準備して会社に向かうために電車に乗り、9時に出社する。

 

 

そこからお昼の12時まで一生懸命に働き、お昼はコスパがいいジャンクフードをお腹にぶち込む。

 

 

そしてお昼休憩が終わり、眠い目をこすりながら上司の文句や顧客対応で膨大なストレスを与えられて、やっと18時になって1日の仕事が終わる。

 

 

そしてそこから19時に家に到着し、奥さんや配偶者からの文句やわがままを聞かされて、また明日の仕事に備える。

 

 

はっきり言って、こんな悲惨な状態(精神的にも肉体的にも)で富を築くなんてことは不可能です。

 

 

これは僕自身も過去に日雇いのバイトを経験して感じたことなのですが、会社員やアルバイトをしている方は自分の時間の価値を低く見積りすぎです。

 

(特に現場仕事や引っ越しなどの肉体労働をしている方)

 

 

そして、身体に入れる食べ物も情報も最悪な人がほとんどです。

 

 

・お昼は身体の体調を狂わすジャンクフードの大量摂取

・休憩時間はタバコと砂糖まみれの甘ったるいジュース

・職場の仲間は毎日くだらないニュースの話や他人の悪口

・休日はパチンコとお酒と風俗

・休み時間はSNSで無駄な情報摂取

・3S政策(スポーツ・スクリーン・セックス)の餌食

 

 

まずはこのような環境をガラッと変えて、時間を確保することが何よりも大事です。

 

 

厳しいようですが、このような環境で数千万円というお金を手に入れて、自由な生活を手に入れようとするのはハードモードすぎます。

 

 

というか、ほぼ無理だと思ってもらって結構です。

 

 

また、僕自身が最も最悪の状態だと感じるのは、「変わる理由がないくらい安定した生活を送れてしまっている状態の人」です。

 

 

ちょうどいい給料

ちょうどいい住居

ちょうどいい生活

ちょうどいい娯楽

ちょうどいい日常

ちょうどいい支払

 

 

このように変わる理由や新たなことへ挑戦する強い理由がないからこそ、動くことができません。

 

 

そして、負のループに陥っていきます。

 

 

①なんとなく「現状を変えたい」と思う

②でも特に強い理由や動機はない

③なんとなく現状維持

④数年後もなんとなく「変えたいな」と思う

⑤でも特に強い理由や動機はない

⑥何もしないで気づいたら30代・40代

 

 

このような状態になっている人、結構多いんじゃないんですか?

 

 

今回の僕の場合、資金ショートして手持ちのお金がほとんどゼロに近い状態になりました。

 

 

確かに窮地に陥っていたかもしれません。失敗して恥をかいた人間かもしれません。苦しい思いをしたかもしれません。

 

 

ですが、視点を変えると

 

「ここから再起するしか道がない」

「今までの自分から変わるしか道がない」

「さらに進化して乗り越えるしかない」

 

というふうに強制的に新たなことへ挑戦するしか道が残っていない状態なので、強い動機がある=チャンスとも言えます。

 

 

最も最悪の状況とは、窮地に陥ることでも、失敗することでもありません。

 

 

資本家の都合のいいように作り上げたレールをただ脳死で歩み続けたが故に、変わる理由や新たなことへ挑戦する理由がなくなってしまい、気づいたら40代で自分の人生を諦めることが当たり前になってしまう状況こそ最も最悪です。

 

 

世の中には

 

「起業しようと思っている」

「副業を考えている」

「新たなことに挑戦しようと思ってる」

 

このような思いを持っている人は腐るほどいます。

 

 

ですが、本当に実現できるのは数%の人間だけです。

 

 

正確にいうと、実現できるだけの体力と時間を優先して確保しているのが数%だけなんです。

 

 

決して能力やスキルに圧倒的な差があるわけではありません。

 

 

同じ人間なので、スキルや能力に絶対に追いつけない差があるわけではなく、ただ時間があるかどうかの差が結果のほとんどを左右しています。

 

 

先ほどもお伝えしたように、まずは資本家が作り上げたラットレースの仕組みから離れること。

 

 

そして、時間を確保すること。

 

 

時間という資産さえあれば、どんな状況からでも、再起することは十分可能です。

 

 

保有資産が約14兆円の世界一の投資家であるウォーレンバフェットでさえも

 

「お金でなんでも欲しいものを買えるが時間だけは買えない。我々にとって最も価値ある資産は時間なんだ」

 

と言っているように、時間の価値を低く見積もるべきではありません。

 

 

これは僕自身も、経済的に困窮する状況を経験して痛いほど分かるのですが、手元にお金がない状況に陥れば陥るほど、とにかく目先のお金に意識が過剰に向いてしまいがちです。

 

 

「とにかくお金がもらえるならどんな仕事だってやる」

 

 

というふうな精神状態になりがちですし、近視眼的で短期的な利益のための意思決定をしがちです。

 

 

お金がない時こそ、時間という資産を安売りすべきではないですし、優先して確保すべきです。

 

 

何度も言いますが、時間は全人類に与えられている最大で最高で貴重な経営資源ですからね。

 

 

山中蓮