愛しき君。母の呟き。 | 月の灯火

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宮城県仙台市
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11歳、6年生になった次男。
小さい頃は自分は月に住んでいてウサギだったと言っていた可愛い次男坊。

そんな彼も、毎日学校という社会でもまれ、6年生になったら急に背伸びをし始めたように見えた。

強がりも増えた。
口数は減り、だけど自分の主張も相当一丁前に。

とても甘えん坊で、よく抱きついてきたり背中に突然乗ってきたり、私がゴロゴロしていると隣に寝そべってくっついて、絶え間なくお喋りをした。

「1分だけ黙って!?」

と言いたくなるほど、朝起きてから夜寝るまで本当によく喋る子(笑)

それでも、5年生の終わり頃から急に、ひとりで部屋にこもりたがったり会話も激減したり、スキンシップも殆どなくなって、私としてはその変化のスピードに追いつくことが難しいと感じるほど、急いで大人になってしまうように感じていた。

唯一、朝起こした直後の寝ぼけている時だけは膝に頭を乗せてきたり甘えてきたりして、まだまだこれが素なんだろうな、と思ったりはしていて、そこが少し救われるところだったりしてね。


さっき、何だか今日は疲れて勉強する気にもなれずゴロゴロしていたら、次男が隣に来て一緒にゴロゴロ。

少し話をしているうち、いつの間にか隣でスヤスヤ。
寒かったのか、私に絡みつくようにして眠っていた。

もう少ししたら、ベッドに連れて行こう。

そう思ってしばらくそのまま過ごし、もうすぐ追いつかれそうなくらいに大きくなった次男の体を起こした。

久しぶりに、抱き上げてベッドに運ぶ。


重くなったな。

大きくなってるんだね。
体も、ココロも。


成長を喜ぶ気持ちと、少しの寂しさと。
久々に感じる重みと「眠くなった子供」の体温。



愛しいキミ。
どんなに大きくなっても
反抗期がやってきてナマイキになって
クソババァとか言うようになってもね
やっぱりキミは
愛しいキミ。


あらためて思う。
あなたの母になれて嬉しいと。


いつも願う。
元気でいてくれたら他に
何も要らないと。
ありのままのキミが素晴らしくて

たまに思う。

自分の親もまた、そんな風に私のことを思ったことがあったのかもしれないと。

何が出来ようが出来まいが
ただ幸せであってほしいと

きっとそう、
思ってくれていたんだろうな。