先日の3周年記念放送がありました。あいにく年末年始はスマホしか持ち歩いておらず画面も小さいので後から拝見する事にしました。
プレゼントは先に戴きましたけど。
放送は2日分あり、まだ全部見きれていませんが、昨日約7割まで見ました。TVアニメ特集は良かったですね。スカルシュレッダーとミーシャの位置関係は普通に見てても意図しているとこまでは気付けなかったと思います。
他は答え合わせ的な感じで聞いていました。
その他の話題にあった8話のやり過ぎ2点が気になりました。どこだろうか?
どちらもチェンの剣で刺す所の事だろうか。チェンがアーミヤの首の横に剣を構える所だろうか(刀背打ち(どっちも刃があり切れ味の悪い側)で構えている?気になる。刀背打ちならファン増えそう)。それともミーシャがキレるところ?(怖すぎる)、スカルシュレッダーの精気のないマスクの描写だろうか(死んだのが生々しい)。ホシグマがぶっ飛ばしたレユニオン兵が慣性のまま転がるところ…は違うか(6話でもぶっとばしていたし、これはアニメ的にはやり過ぎではない。車で50~60km/hノーブレーキで飛ばされた感じでリアルならやり過ぎでしょうけど)。

個人的に唯一腑に落ちていなかったオープニングのアーミヤの目のアップのカットについて話題に出ないか注目していたけどまあ出ませんでしたね。しかしオープニング冒頭場面の夕焼けに向かう話を聞いて、それを手掛かりに解釈ができました。
それまでの解釈ではミーシャが微笑むカット、最後のアーミヤの微笑みが重なるところ、アニメ本編に無いこと、時系列の前後があるところで、事後にアーミヤが背負って行く感じを何となく想像したけど何故本編に無いのかと疑問に思い嘆いたところで思考は停止。
夕焼けの話を聞いた後、オープニングシーンは事後の場面もあると明確に意識できて、ようやく思考は前進。
オープニングは黎明前奏の振り返りとその先、本編の枠を越えた構成になっていると感じました。アーミヤのハッとするカットは多分ですが、8話までの出来事を思い出し、スカルシュレッダーを殺さずに済んだかも知れないと思い詰めている場面ではないかと。その時にドクターに声を掛けられてハッと我に返った瞬間と思う。これだと思い、もう一度見ると、光が下から差しているのに気付き、次のカットで同じ方向から光が差し込んでいたので、繋がっていると確信。私の中でかなり腑に落ちました。ちなみに最後は朝焼けでしょうか。
理解が進んだ後で考えると、多分私が鈍感過ぎた気がします。なぜここまで分からなかったのかを考えると先入観が邪魔していたのでしょう。今まで見てきたアニメのオープニングはこれから起きる出来事のダイジェストが多かったから。もうネタバレかと感じて興醒めするものも多かったですし。そんな数々のオープニング構成と比べれば、黎明前奏のオープニングは今まで見たことがない構成で今更ながら素晴らしいと思いました。アニメで一番泣きそうになる場面はどこかと問われると、今はオープニング最後のアーミヤの微笑みと答えます。

泣くと言えば、放送のコメントとかで結構書いている方が多い様に見えました、本音100%が全員はまず無いでしょうけど、本当に泣いた人もいただろうと推察。私自身も泣く事を期待していました。しかし実際は泣かなかった。でもこれはゲーム側で受けた感情とほぼ同じで、落差がないところが逆に上手く作られているのだろうと思いました。序盤は私は泣かない構成。
泣く泣かないは千差万別で善し悪しも無いでしょう。前奏の流れでは個人的にチェン寄りの思考があるのと、ミーシャ達が間違った選択をした、他の選択肢を考えなかった、思想のぶつかり合いと回避不能なところまで来てしまった割り切って受け止めているから泣けなかったのかなと思う。加えてミーシャ側に共感できる時間と背景となる材料が足りないのもあります。これは意図して出していないと思う。スカルシュレッダーが連れ去られる場面とか詳細があったら泣いてしまう。元々ゲームでもこの辺の情報量は少ないので増長は無いと思う。
感染者の苦しみが分かりそうで理解が足りなかった前奏。物語が進み、似た境遇でより鮮明な情報が出てくるので理解できる様になる。視点の拡張を促していく意図があるのかも。
前奏ではミーシャ達が話題で持ち切りになりそうだけど、やはりアーミヤの軌跡が主軸にあるのではないかと思う。ミーシャ達も可哀想だけど、苦しむアーミヤの方に泣きそうになる。
スカルシュレッダーやミーシャ達に涙を流した方々は優しさがあるのだと思う。私には出来ないのでリスペクトしますね。アーミヤに入り込んだ様な心境なのかも知れない。ちなみに放送の黒沢さんのアレを見て驚くと共に超適任なのだなと感じました。
リスペクトと言えば、アーミヤが失意に崩れ落ちる中でチェンが諦めろと言うのではなく、自分に出来ない事だと言うアレがゲームの時から好きです。日本で多く見る欠けている部分かも。こんな思考が当たり前になれば、いじめも、パワハラも、権力乱用も減りそうだ。

色々考えさせられたアニメ。人気を取りに行っていない感じ、分かる人にしか分からない感じが逆に心配になりました。
スポンサーはYOSTARだけだし、目先の視聴率よりは最終的にゲームに繋がれば問題ないのかな。
ストーリーは明るいものではないので、初見で共感できないと思考停止して受け入れなかったり、取っつき難かったりと大衆受けしない感じがある。それをいかに興味を持って貰えるかの挑戦している様にも思えますね。放送でもコメントあったコロナや戦争が共感の追い風になっているのは正にそう思っていました。これからも期待したい。

ブルーレイ購入特典は何か手違いがあったようですね。お詫び文を読んだけど、最終的にブルーレイでのお得感が計算しないと謎。限定版も恐れていたサウンドトラックが配信されるのでCD付きの利点も落ちるかな。パッケージ利点?少しお特になるのかな?その他のグッズが限定と言うワードでの価値としてあるかはアニメに疎い私には判断付かないです。キャンセル受付もあるけど、応援しているので今回はこのまま行きます。