呼吸が浅くなると、
身体は静かに緊張していく。
巡りを整えながら、
本来の感覚へ戻る時間を大切にしています。
背中を「圧で押す」のと「沈める」ことの違い。
デトリム®︎の施術を受けたお客様から、
「背中をとてもしっかり触ってくれますよね」
と言われることが多々あります。
そうなんです。
デトリム®︎はお顔まで施術するメニューですが、
私はとても長い時間、背中を触ります。
でも、
背中を上から押し流しているわけではありません。
デトリムで私がしているのは、
背中に、指を「沈める」こと。
お客様ご自身の体重を、
私の指に預けてもらうのです。
「押す」と「沈める」は、役割が違います。
私自身、背中を上から押し流す施術もしています。
ですから、
「圧をかける施術が良くない」
「仰向けの施術の方がいい」
という話ではありません。
何が目的かによって、触り方を変えています。
デトリム®︎では、お客様に仰向けになっていただき、
首の横から腰まで真っ直ぐに手を入れていきます。
そして、私の力で指を押し込むのではなく、
お客様ご自身の身体の重さを
私の指に預けてもらいながら、
背中の状態を指先で感じていきます。
硬いところ。
動きにくいところ。
左右で感触が違うところ。
同じ方の背中でも、
場所によって私の指に伝わってくるものは違います。
だから、
「ここをこの強さで押す」
と最初から決めているわけではありません。
身体が受け入れるところを探しながら、
少しずつ指を沈めていきます。
力任せに押し込まない。
でも、表面を撫でているわけでもない。
必要なところへ、必要な深さまで入っていく。
それが、私のいう
「指を沈める」ということなのです。
同じ背中でも、触れている感覚が違います。
全身トリートメントの「リ・ミューズのボディセラピー」では、
うつ伏せで背中を上から押し流していきます。
だからこそ感じるのですが、
うつ伏せで上から押し流す時と、
仰向けの身体の下へ手を入れ、
お客様の体重を私の指に預けてもらう時では、
同じ背中を触っていても、
私の指に伝わってくるものが違います。
お客様自身の感じ方も、全く違うようです。
特にデトリム®︎のように、
お客様の体重を指に預けてもらいながら触れていくと、
表面を広く捉えるというより、
背骨のきわや肩甲骨まわりなど、
奥にある硬さを指先で探り、
より深い部分の凝りなどを細かく捉えやすい。
これは、
うつ伏せと仰向け、
両方の方法でたくさんの身体に触れてきた私が、
実際の施術の中で感じている大きな違いです。
仰向けのまま、背中を触る。
写真を見て、
「これで背中を施術しているの?」
と思われるかもしれません。
お客様は仰向けのまま。
私は首の横から手を入れて、
背中全体、背骨のきわ、腰、肩甲骨まわりや
首へと触れていきます。
上から押すのではなく、
下から背中を感じることで、
何にアプローチしていきたいのかの目的が違います。
そして、大切なことは
私が身体を押すのではなく、
身体の重さを私の指に預けてもらう。
これが、デトリム®︎で背中を触る時に
私が大切にしていることです。
強ければいい。弱ければいい。ではありません。
施術が強く感じる時もあります。
広く押し流したい時もあります。
一か所を細かく捉えたい時もあります。
それは
その日の身体がどうなっているのか。
どこに硬さを感じるのか
指を沈めた時、何が伝わってくるのか・・・
一人ひとり違う身体を触る仕事だからこそ、
毎回、同じ力、
同じ順番、
同じ深さにはなりません。
何をしたいのかによって、触り方を変える。
その中でデトリム®︎では、
背中を力で押し込むのではなく、
身体の重さを利用しながら、
必要な場所へ指を少しずつ「沈めて」いきます。
だから皆様から「他とは全然違う」と言われるのだと思います。
背中を「圧」で施術するんじゃない。
背中に、指を「沈める」。
それが、デトリム®︎。
写真だけでは、
この違いまではなかなか伝わらないかもしれません。
実際に受けていただいた時、
「ああ、“沈める”ってこういうことなんだ」
と感じていただけたら嬉しいです。
デトリム®︎創始者
肉体調律師 髙 伊絵捺
THALASSA


