呼吸が浅くなると、
身体は静かに緊張していく。
巡りを整えながら、
本来の感覚へ戻る時間を大切にしています。
エステに通うことも、
美容医療を受けることも、
私は、それだけですごい行動だと思っています。
自分を整えたい。
今の自分を少し変えたい。
これからの人生を、もっと良くしたい。
そう思って、自分の時間とお金を使い、
実際に一歩を踏み出しているからです。
エステなら、変化を重ねるために継続が必要になることがあります。
美容医療なら、痛みやダウンタイム、リスクを理解したうえで、施術を受ける決断をすることもあります。
どちらも、誰かに無理やり連れてこられたのではなく、
自分の人生を良くするために、自分で行動を起こしたということ。
私は、自信というものは、理想の自分になれた時に突然生まれるのではなく、
自分のために動いた、その瞬間から少しずつ育っていくものなのかもしれない。
最近、そんなふうに思っています。
肉体調律も同じです。
ただ、私の施術は、
お客様と私の二人三脚です。
家で毎日運動してください。
食事を完璧に整えてください。
これを必ず続けてください。
そう言われても、できない時はあります。
疲れて何もしたくない日もある。
また食べてしまった日もある。
「もう、どうでもいい。」
と、自暴自棄になる日もあります。
でも、それで終わりではありません。
まず、サロンに来る。
予約した日に、ここまで足を運ぶ。
それだけでも、自分を諦めずに起こした行動です。
そして、
「先生、また食べちゃった。」
「今週は何もできなかった。」
「もう嫌になっちゃって。」
そんなことを、私に隠さず正直に話してくださる方がいます。
私は、その言葉を聞いても、
「どうしてできないの?」
とは絶対に言いません。
なぜなら、私自身が、できなかったことを隠していた人だからです。
私過去に、痩身エステに通っていた頃・・・
そこでは、毎日食べたものを書いて提出しなければなりませんでした。
最初は正直に書いていました。
けれど、途中から、本当のことを書けなくなりました。
チョコレートを食べても書かなかったり、
インスタントラーメンを食べたのに、納豆を食べたことにしたり。
少しずつ、嘘の食事を書くようになりました。
怒られたくなかったから。
がっかりされたくなかったから。
「またできなかったの?」
と思われたくなかったからです。
今思えば、私が隠したかったのは、食べたものではありません。
できなかった自分だったのだと思います。
分かっていても食べる。
やろうと思っても動けない。
明日からと言いながら、先延ばしにする。
人は、いつも正しくは生きられません。
だから私は、お客様が
「また食べちゃいました。」
と話してくださった時、責めようとは思いません。
むしろ、
本当のことを話してくださって、ありがとうございます。
そう思います。
できなかったことを隠さなくていい。
格好をつけなくていい。
正しいお客様でいようとしなくていい。
「また食べちゃった。」
と笑って話せることも、
実は、とても大切な変化なのかもしれません。
なぜならそこには、
この人には、本当のことを話しても大丈夫。
失敗しても見放されない。
また一緒に考えてもらえる。
そんな信頼が生まれているからです。
人は、変われないから嘘をつくのではなく、
安心して本当のことを話せる場所がないから、嘘をつくことがある。
私は、自分の経験からそう思っています。
身体を変えることは、
ひとりで自分を追い込むことではありません。
うまくできない自分も連れたまま、
少しずつ前に進んでいくこと。
そして、誰かと一緒なら、
また始められると思えること。
エステサロンなどはよく
「痩せると自信がつく」などと
見解を出していると思いますが、
私はマインドを変えることで自信がつくと思っていましたが
今は、
自分が行動することで自信がつくのだとつくづく思います。
肉体調律は、施術者が一方的に身体を変えるものではありません。
お客様が、自分の人生を良くしたいと思い、
サロンに来るという行動を起こす。
私はその気持ちを受け取り、
その時の身体と心に合わせて伴走する。
その繰り返しです。
自信は、
何キロ痩せたか。
何センチ細くなったか。
どれだけ完璧に続けられたか。
それだけで決まるものではないと思います。
自分のために予約を入れたこと。
できなかったことを正直に話せたこと。
諦めそうになっても、また来られたこと。
その一つひとつが、
「私は、自分のために行動できる。」
という小さな自信になっていく。
身体の変化は、
その行動の先についてくるものなのかもしれません。
私は、お客様と二人三脚で歩きながら、
変わった結果だけではなく、
変わろうとしているその人の行動も、
大切に受け止めていたいと思っています。



