呼吸が浅くなると、
身体は静かに緊張していく。
巡りを整えながら、
本来の感覚へ戻る時間を大切にしています。
最近、施術をしていて本当に感じることがあります。
それは、
「身体が休めなくなっている女性が、とても多い」
ということです。
ただ疲れているのではなく、
ずっと“神経がON”のまま。
そんな身体です。
仏壇に手を合わせている時ですら、
夕飯の献立を考えている。
仕事へ行くまでの動線を考え、
帰宅後の段取りを考え、
次の予定を考える。
子供がいればそのスケジュールも思い通りにならないこともある。
子育てが終われば介護が始まる。
女性は、
「何も考えない時間」が本当に少ない。
家族の予定管理。
周囲への気遣い。
空気を読む。
誰かの機嫌を感じ取る。
それらは目に見えないけれど、
実はかなり神経を使っています。
最近読んだ海外のストレス調査でも、
女性は男性より慢性的なストレスを抱えやすい傾向がある
という内容が書かれていました。
理由として挙げられていたのは、
単純な「感受性の強さ」ではなく、
“感情労働の量”
でした。
誰かを気にかける。
先回りして考える。
場を整える。
そうした積み重ねが、
交感神経を高ぶらせ続ける。
つまり、
身体がずっと「戦闘モード」になってしまうのです。
すると身体は、
・呼吸が浅くなる
・背中が硬くなる
・首が詰まる
・肩の力が抜けない
・眠っても回復しない
という状態になっていきます。
私は施術で、
まずこの“戦闘状態の身体”を緩めることを大切にしています。
強く押すことではなく、
「身体が安心できる状態」に戻していく。
すると、
呼吸が深くなったり、
目の力が抜けたり、
頭痛が減ったり、
眠れるようになる方もいます。
女性が自分を回復させる時間は、
贅沢でも、甘えでもありません。
壊れないために必要なこと。
私はそう思っています。
身体を整えるということは、
ただ綺麗になるためだけではなく、
“ちゃんと回復できる身体に戻していくこと”
なのかもしれません。
THALASSA
肉体調律師 イエナ

