私は鬱病であり、解離性同一性障害(いわゆる多重人格)、パニック障害、他、などを持っています。患って結構長い期間になります。どれも「治す」というより「付き合い方」が重要な病気です。
別に隠してはいないから知ってる人もいるだろうし、知らなかった人も大勢いると思います。
最近では鬱病はだいぶ回復し、解離性同一性障害も荒ぶらずに落ち着いています。パニック発作もほぼありません。
昨年の秋に、メンタル系ではなく「体の病気」が発覚しました。その前には死にかけて臓器の1部を切除しています。2人の担当のお医者さんと相談してメンタル系の薬を断薬する選択を冬に取りました。
なんとか、本当になんとか。自力で、奇跡的にと思うくらいお医者さんも驚きのスピードで体の病気の回復は上手くいっています。
でも自分にとって、断薬も努力も正直容易じゃないです。
前を何度向いても1夜にして崩れることもあるし。
とにかく今まで生きてきた中で大切にしてきた「喚いても転んでもいいから必ず起き上がる」で頑張っています。
書ききれないので書きませんが、なんだか、10代の苦労より、20歳超えてからの9年間の方が怒涛だな〜と思います。
でもいつも開き直りだけは早くて。そういうのはとても鍛えられたなと思います。
平気じゃない日々でも平気な振る舞いができたり、それが真実になるくらい、腐らずにいる1番の理由は家族と友人に恵まれあたたかいからだと思います。
それは最初から恵まれていたわけじゃないし、むしろ不幸もありました。
それにトラブルがないんじゃなくて、良い部分を見る努力をしたからだし、周りもそうだったからだと思います。そして、i.remukoを応援してくれて、頼りにしてくれるあなたがいるからです。ありがとうございます。
ここまで来るまで、本当に様々あったけれど、苦しい日々を超えてきてよかったと思います。
まだ、苦しくて泣いちゃう日もあるけれど、今、全てに対して感謝の気持ちしかありません。
あと、
闘病大変なんです。みたいな始まり方になったけれど、ここ2年で言えば30日間中苦しいのは5日間くらいで、あとは20日間は普通に前向きで、残り5日間はスーパーポジティブだったりします。
私は自分語りや感情を吐露すると、スッキリどころか申し訳ないような、モヤモヤしやすくて。プライベートを知ってもらいたいという気持ちはあまりないし、わざわざ伝えてもな〜と思う気持ちが正直なところなのですが。
ではなぜ今これを書いているかというと。
自分に向き合う時間が今年は増えていて。
自分でも増やしたいなと思っています。
それはきっと、オープンになる事で本当に行きたい道に行けるような感覚があるし、本来はきっと本当の自分を1つ残らず大切にしたいから。
SNSも、日常や自分の趣味など、占い関係ない話をあえて増やしています。
そして、いよいよこの件に触れる段階に入ったような感覚が昨夜生まれました。
少しだけ抽象的な話をします。
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野原のような柔らかな風が吹いていた場所に座って景色を見ていたけど、そろそろ立って、少し冒険してみたくなって。立派な木々に出会って、触れ合って、その先に池があって。なんだか怖くなって。だけど触れてみたらあたたかくて冷たくて。中に入ると急に階段があって、手には松明が。松明の明かりを頼りに下に降りたら地下室があって。テーブルには1冊の本がある。本を読まずに階段を登ってまた元の場所に戻る事はできても、地下室を見つける前の自分には戻れない。そういう感覚です。
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もっと噛み砕いて言うならば、きっと私は周りにも自分にもそろそろ許されたいのだと思います。わざわざ話したくない。話をしてみたい。どちらも正直な気持ちだったりするんです。
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煩わしさが大事だって思う人と、煩わしさがない方が大事な人がいて。多分様々ですが、私の中にはどちらの人もいます。(解離性同一性障害)
それって想像しただけで支離滅裂ですよね。
赤が好きな自分も、嫌いな自分もいます。
青が嫌いな自分も、好きな自分もいます。
そう、言うなればこういうこと。
頭の中が引き裂かれるような
そんなめんどくさい話ありますかって。
だけどそれが私なんです。
だから私は、あえて
「好き」だけを受け取ることに、いつからかきっと脳内会議で決めたのです。
赤が好きです。
青も好きです。
これならどうでしょうか?
支離滅裂ではなくなります。
では、嫌いだと言っていた自分はどこへ行くのでしょうか?
嫌いだという感情そのものが分裂して、隅へ追いやられたのです。嫌いちゃんとでも安易に名付けておきますか。
多分これが大きな間違いで、嫌いちゃんは隅へ行き、主人格の私は大好きちゃんになりました。
だからよく言われます。好きなものが多いねって。
その、大好きちゃんがいつしか私の真実になっていきます。
嘘ではなく、本当にそうなのです。
嫌いという感情があまりにも少ない人。
それが私です。
解離性同一性障害は大きく分けて憑依型と非憑依型があります。
私は非憑依型だとお医者さんに言われています。
多重人格と言うと入れ替わる印象があると思います。まるでその人ではなくなったような、そんな感じ。
でも非憑依型の私は一見普通の人です。
そして変わったように見えなくて
常に周りからしたら、私でしかありません。
29年生きてきて、何度か酷い時は憑依したような、目に見えて変わった時は3回ほどあります。
自分の中の話をすると
嫌いちゃんはたまに顔を出します。
大好きなものを無くしそうな不安に襲われた時。
嫌いのエネルギーを自分へと突きつけます。
自分のせいで、もしくはなんらかの理由でなくした時は
嫌いちゃんはこう言います。
「だから大好きなんか作らなきゃよかったじゃん」
そう言って泣きだします。
なんだか、幼い子供のようです。
大好きちゃんは、嫌いちゃんに泣いて欲しくないので、嫌いちゃんに大好きちゃんができる精一杯の世界のキレイさを横にしゃがんで一緒に解きます。
嫌いちゃんは、美しいものだけは、一緒に愛してくれるからです。
私の中には、確認できるだけでも
嫌いちゃん
16〜18歳くらいの男性
ドライな無感情の女性
の3人がいます
他は顔を出さないから
よく分かりません。
これ系の話をすると人に去られる経験ばかりだし、半数以上の人が煙たがる。
主人格の大好きちゃんは仕方ないよねって思っています。だってよく分からないし、嘘くさいし。人は分からないものにはストレスを感じて蓋をしたいから。
別に100人いたら100人に好かれたいわけではないし、だけど、10人友人がいたら9人は好きなままでいてくれるような信頼関係は築いてきたつもりだし。この話をしなくても人付き合いができると大好きちゃんは思っています。恋人にも話したのは今まで1人だけ。その人にも詳しく仕組みを話したのは2〜3回程度。それ以上自分の中の人の話も、発言もわざわざ報告もしてないんです。
そして、その上で離れる人もいるような付き合い方をしてます。私は常々人には選択の自由を与えられるような付き合い方を心がけています。それでも、そばにいてくれる人がいたら、全力で私はその人のミカタでいると思う。いつまでも。そう確信しています。
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【占いセラピスト】が「1番自分を癒せていないようで嫌だからこういう話は避けるべき」
そう思っていたけれど
じゃあ「占いセラピスト」って【健康な人の為のもの】なんでしょうか?
自分に地下室の本(自分のルーツ)を見て、問いかけました。
答えは口を揃えて「違う」でした。
それに、解離性同一性障害だからって、別に常々ネガティブではないんです。癒せてないからなってるんじゃないんです。
私の場合は幸い、大好きちゃんが主人格なので、多分同じく苦しんでいる方と比べたら(比べるものじゃないけど)わりと気楽です。
鬱病もほぼ回復しています。
それでも、良い時と悪い時のリズムがあるけれど。
この持病を持っていて困ったことは、まあまああります。1番は多分、人の何倍も細かく考えるから、得意じゃない分野や行動だとすぐにキャパオーバーすること。人付き合いした時に本当の素を見せるとは私にとって矛盾だらけで戸惑いがあること。何周か回って真面目になりすぎたり、逆に失礼をすること。
この持病を持っていて助かったことは、色んな人に共感できること。自分で言うのもなんだけど、分析力は数倍あり頭はそんなに悪くないこと。好きなものだと集中力が長続きすること。
主人格の大好きちゃんには分からない事も、男性の人格が気づいてくれたりする事もあります。だから、占いに役立っていたりもします。
私の大好きな占星術でお伝えをすると、私のこの病気は特定の星回りに多く見られるものです。
占星術の考えの1つに、12星座の要素やエネルギーは全員が持っているという考えがあり、私もそれは賛成派です。
例えば今聞いていただいた話も、多かれ少なかれほとんどの人が似た経験があると思います。いわゆる自分の中の天使と悪魔の囁きです。
みんな同じような感覚は少なからずある。
それが強い人がいる。
ということです。
「苦しいのはあなただけじゃないのよ」
「それはみんな同じなのよ」
と言われると、安心する人もいれば
とても苦しくなる人もいますよね。
みんな確かに似たような経験や考えがあるのです。しかし、その内訳は?その痛みは?様々です。
例えば同じ「財布を落としました」という経験でも片や財布を落として現金をなくしました。と、片やクレジットカードを勝手に使われました。
では、やはり違います。
私は一人一人に寄り添って行ける占い師になりたいと思っています。
そのためには内訳を知る必要があるのです。
カミングアウトの強要は絶対にあってはなりませんが、
自分で自分を知ってもらうこと、そして大切な自分を知ってもらう重要度を私は今年とても感じています。
でも、自分を隠した得体の知れない人にカミングアウトはしたくないですよね。
話したくなる、打ち明けたくなる人だと以前の仕事である生命保険の営業マンをしてた時に初めて会ったお客さまに何度か言われた事がありますし、今占い師をしていても何度かあります。
だから、この記事は自分と向き合うため。そして、お客さまに誠実であるために書きました。
このギフトを憎たらしく思って泣いた日は数えきれませんが、
このギフトをもらってよかったと常に思いますし、お客さまにお礼をいただいた時に、私が私でいられたことに感謝をしています。
これからもこんな私だからこそできる占いをしたいと思います。
あなたのギフトを知るための
お手伝いがどうかこれからもできますように。
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ツボミが咲くことに
最近は感動をしました。
あまり咲く瞬間ってじっくり
観察してなかったから
ユリに勇気をもらえたよ
ありがとう
i.remuko