「緒李恵ちゃん、愛美ちゃん、おはよう!!」
私は仲の良い、友達と朝の挨拶を交わす。
柴山緒李恵(しばやまおりえ)ちゃんと、藍田愛美(あいだえみ)ちゃん。
2人は、私が腐女子なのを知っている。
裏を返せば、この2人以外私が腐女子なのを誰も知らない。
「菜々美おはよう」
「菜々美ちゃんおはよう」
緒李恵ちゃんは私を呼び捨てで呼び、愛美ちゃんはちゃん付けをする。
――――ちなみに、緒李恵ちゃんは彼氏がいるが、愛美ちゃんはいない。
「あっ、そういえば、今日転入生来るらしいよ?」
緒李恵ちゃんが言う。
「えっ、何組?」
「3組」
「私達のクラスじゃん!」
愛美ちゃんがそう言うと、ガラッという音と一緒に人が入ってきた。