レム姫の小説+α -5ページ目

レム姫の小説+α

BUMP OF CHICKENと小説好きなら見てみてくださいっ!!
でもでも、好きじゃなくても見てみてくださいっ!!

入ってきたのは私達の担任、宮崎晶子先生だった。
宮崎先生は、背が低くて華奢。
少し関西なまりが入っていて、教科は英語。
皆を優しく見守ってくれるとても良い先生だ。
「はい、皆座って~」
宮崎先生が大きな声で言い、私達も席についた。
「今日は、あたし達のクラスに、転入生が来ました」
おぉ~、っと皆がざわざわし始めた。
「入っていいよー」
宮崎先生がそう言うと、ドアが開いた。
そして教室に転入生が入ってきたとたん、女子達の視線が集中し、男子達が目を反らした。
転入生は身長が高く、程よい細さ。
しかもイケメン!
そのイケメン転入生は黒板に名前を書いた。
「升井基明(ますいもとあき)と言います。あんまり頭良くないんですが、よろしくお願いします」
「うん、じゃ、基明くん、あの一番端の席に座ってね~」
その一番端の席の隣は、緒李恵ちゃん。
そして緒李恵ちゃんの前が私。
愛美ちゃんは私の右斜め前だから同じ班では無い。
升井くんは、緒李恵ちゃんに隣よろしくっ、と爽やかに言いながら、座った。
「あんまり基明くんに集まり過ぎないようにね~」
と、宮崎先生が釘を刺す。
……って言ったはずでしょ?
釘を刺したにもかかわらず、休み時間になると女子が升井くんに集まって、メアド教えて、LINEのアカウントちょうだい、など言っていた。
が、升井くんは、
「仲良い子にしか教えないんだ……。すぐには無理。ごめんな」
とかたくなに拒否している。
その女子達の波が嫌いな緒李恵ちゃんは、私と愛美ちゃんを連れて少し離れた所で話しを始めた。
「基明……、だっけ? 整った顔してるね」
緒李恵ちゃんの言う通りだ。
切れ長の目に高い鼻。
今人気の『塩顔男子』だから。
「まぁ、性格はわかんないけど」
愛美ちゃんが言う。
私もそう思った。
彼氏持ちの緒李恵ちゃんの隣で正解だったね、升井くん。
第一印象はそんな感じだった。