3 | レム姫の小説+α

レム姫の小説+α

BUMP OF CHICKENと小説好きなら見てみてくださいっ!!
でもでも、好きじゃなくても見てみてくださいっ!!

暫く黙っていた私と奈那子。
が、結局最初に喋るのは奈那子だった。
「玲美、何したの?」
奈那子は私の方を向き、二重で、ぱっちりとした大きな目で私の目を見ながら聞く。
奈那子の方が背が高いので、私は少し顎を上げて話す。
「だから、タイムスリップしたんだよ」
そう言って私はスマホの液晶画面を見て、時間を確認する。
15時10分――――。
「ねぇ、玲美。帰ったら、ここにいた時間は現在でも流れてるの?それとも、現在では時は止まってるの?」
「現在の時は止まっているよ、私は何回かタイムスリップしたけど、タイムスリップする前と後で、時計、動いてなかったから」
へぇー、と感嘆する奈那子。
「ねぇ、どっか行こうよ、せっかく来たんだから」
私が返事をする間も無く、奈那子は私の手を引っ張り歩きだした。

そして5分くらい歩き、赤レンガ倉庫に着いた。
私は時間を確認する。
えっ、15時25分!?
5分オーバーしてる。
戸惑う私に気づかず、懐かしー、と呑気に奈那子はニコニコしている。
まっ、良いよね。
私も楽しもうと思った瞬間、タイムスリップの終わりを告げる、視界が真っ白になる現象が起こった。

「なっ……、なんだったの?あの光は」
戻ってきて早々奈那子が私に聞く。
「あの光は、タイムスリップの時間が切れますよって意味の光だよ」
「そっか、ビックリした……」
ホッとした奈那子を横目に、早くタイムスリップに慣れなきゃな、と決心した私だった。