6~走る~雪の降る山道を私は走る。今は故き親友との約束をその口にくわえて。「見ろよ、悪魔の使者だ!!」私に石を投げまくる子供達。――――何とでも呼ぶがいいさ。私には消えない名前があるから。『ホーリーナイト』聖なる夜と呼んでくれた。優しさも温もりも全て詰め込んで呼んでくれた。あの優しい絵描き。私の大切な人。――――忌み嫌われた私にも意味があるとするならば。この日の為に生まれて来たんだろう。アナタの為なら。どこまでも走るよ。