5・12の悪夢
多分、田舎へ向かう特急に乗っている。
熊がね、熊がサラリーマン会議してるの。
4匹。
窓の外の熊4匹(ヌイグルミちっくではあった)のオヤジぶりを、私は笑った。
滑稽でのんびりしてた。
蟹めし駅弁で有名な(ユメの中で)店主と家族が客として乗っている。
その有名な土地を後にして、私の実家近くの町へ移転するのだと言う。
確かにその町にも蟹めし駅弁があるけどね。かなりマイナーだよ。
何かを求めて、敢えて困難な路を生きたがる人もいる。と私は勝手に思った。
少し、苦手な女の子が目の前にいる。
私は彼女に罪悪感を持ちながら、いつも冷たく接してしまう。
悩みを話しかけてくる彼女。私が答えようとしたその瞬間、
いきなり襲う衝撃音
鼓膜が破れたかと思う生々しい破壊音
その音と体の衝撃で目が覚める。
6時半の朝は静かだった。
私だけが壊れていた。