天気に恵まれ、メンバーの体調にも恵まれ、予定より2日早く、カトマンズに帰って来ました。
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ロールワリンでは大震災の被害からの復興工事が未だ続いていて、子供から大人まで必死になって働いていました。
移動の車中からも、膨大な数の道路工事が行なわれていたのが見えます。
必要に迫られて、泥にまみれている子供達を見ると複雑な思いです。

私は、好きな仕事ができて幸せだと思います。
お客様にも恵まれていると思います。
一層期待に応えて頑張りたいと思います。

話は変わりますが、先日、所属するガイド協会総会後の酒の席で、私は「儲け過ぎ」「仕事し過ぎ」などと酒の肴にされました。
そんなにお金が掛かる生活レベルがおかしいとまで言われ、思わず「失礼だろう」と発してしまいました。

仕事の頻度は、ガイド内容や体調に合わせて、自分で決めることであって、周りが言うことではないし、私が一生懸命仕事をして誰が不幸になるのか。
1日のガイド料金と活動日数を定額して、それを超えたら儲け過ぎとはナンセンスです。
山は、雨も降るし、風も吹く。
ガイド活動は、予定通りになる方が少ない。

今の日本の山岳ガイド業界は、余裕があるふりをして、カッコ付けたガイドが目立つ気がします。

これからの若いガイドは、身体を壊さない程度にどんどん仕事して、たくさん子供を作って、職業として恥ずかしくない収入を得て欲しいと思います。
私は、決して儲かっていないし、まだまだ更にやれると思っています。

働き過ぎるな、儲け過ぎるな、などという話からは何も生まれません。
どんどん、ガイドしましょう。