多和田葉子さんの書く文章は、とても女性らしいと思う。
だから感情移入はしにくい。
けれど、流れるような文体は、言葉にする一歩手前の思考そのものみたいで、
「自分」はとりあえずどっかにおいといて、主人公の頭に少しばかり滞在
という感覚を得られる。
著者:多和田葉子
出版社:新潮社
だから、その時気分しだいで、とても読みにくく感じたりも、する。
例えるなら、波に揺られているとき。
体調しだいで、心地よいときもあれば、船酔い状態になるときもあるような、とか。
…わかりにくい説明ですかね。