ルーヴル美術館所蔵の「マリー・ド・メディシスの生涯 」、「ディドの死 」、はこちら。

ルーベンスの作品記事リンク、トラックバックはXAI「リヒテンシュタイン美術館 」から。


REMOVE-Hercule et Omphale

Peter Paul Rubens ヘラクレスとオンファレ(オムパレ)


神託によって奴隷となったヘラクレスを、メリクリウスからリューディアの女王オムパレが買い取った。オムパレ(オンファレー)は絶世の美女。


REMOVE-L'Adoration des Mages 1626-27

Peter Paul Rubens マギの礼拝(東方三博士の礼拝) 1626-27

REMOVE-Thomryris

Peter Paul Rubens トミリス,スキタイの女王とサイラスの首


「東方列國史」からマサジェチ-の女王トミリス(トミュリス)との結婚を条件に、スキタイ王子トアは王位を継承。アケメネス朝ペルシャの王・サイラス(キュロス1世)が戦士し、その首を血囊に投ずとある。ヘロドトスは「ヒストリア」(歴史)で、ペルシアの騙し討ちとスパルガビセスの死を知ったトミュリスはキュロスに対して報復する。これはトロイ戦争の前の時代。


このルーヴル美術館の「トミリス,スキタイの女王とサイラスの首」は、1671年頃にルイ14世(Louis XIV)のコレクションとなっている。


REMOVE-Legend of Tomyris

Peter Paul Rubens 「トミュリス伝説」 1622-23 Burstein Collection(ルーヴルではない)


「私は生きて、お前との戦いに勝利した。但し、お前に策略で息子を奪われた私は破滅した。しかし、私はお前の血で満たされた脅威を与えよう。」(ヘロドトスは「ヒストリア」(歴史)から)


このルーベンスの「トミリス,スキタイの女王とサイラスの首」は「ルーブルのサミュエル・フィンレイ・ブリース・モース(モールス)のギャラリー」の画中画(右端の上から二番目)に描かれている。


記事 画廊画 ルーブルのモース ギャラリー


REMOVE-Clélie passant le Tibre

「テヴェレ川を渡るクレリア」  アブラハム・ファン・ ディーペンベーク(Abraham van DIEPENBEECK) ?


この作品は、アブラハム・ファン・ ディーペンベークがルーベンスの模写、あるいはルーベンス風に描かれたとされている説がある。


次は間違い探し どちらもルーヴル美術館所蔵。1枚はルーベンス、もう1枚は作者不詳(たぶんルーベンスの助手)で模写作品。違いはわかる?色の違いではありません。


REMOVE-Petrus Paulus Rubens Le Christ et le denier de C

貢の銭


REMOVE-Anonyme


一番違うのはキリストの顔。1枚目がルーベンス。あとはシェル(貝)の描き方。顔も貝も「面長」すぎない?これもルーベンスの工房の生産作品だったのかもしれない。


この作品「貢ぎの銭」はベルギー王立美術館の「キリストと姦通の女」 に似ている気もする。


REMOVE-L'Elevation de la Croix

ルーベンス 祭壇画 十字架昇架 オイルスケッチ?


左翼「聖母マリアと聖ヨハネ、受難を見守る人々」、中央「十字架昇架」、右翼「二人の盗賊と刑吏たち」で、アントワープ・ノートルダム大聖堂の祭壇画 「十字架昇架」と中央パネルの描き方が違うだけ。


記事 アントワープ・ノートルダム大聖堂 ルーベンス

REMOVE-Ixion, roi des Lapithes, trompe par Junon qu'il

ユノに欺かれるイクシオン 1615


そのほかのルーベンス作品で、ルーヴル美術館には、「アブラハムの犠牲 」(1620)、ブリューゲルとのコラボ「花輪の聖母子」(1621)、「エレーヌ・フールマンと子供たち」(1636年頃)、「十字架昇架 」(1620)、「ラザロの復活」(1620)、「四輪馬車のあるエレーヌ・フールマン(1614‐1673)の肖像」、「ケルメス(村祭り) 」(1635-38)、オットー・ファン・フェーンもしくはルーベンスの「ピエタ」(1590年代?)、素描では「扇をもつ若い女」、「キリストの洗礼などがある。素描の「キリストの洗礼」は、油彩ではアントワープ王立美術館 に所蔵されている。