日経新聞で、ニトリの業績好調が報じられていたが、増収増益よりも、営業利益率が異常に高いことに驚いた。
ここ5年の決算を見てみたが、微妙に減ってきてはいるものの、16%程度を維持している。
同業界の他社を見てみると、業界2位の良品計画は11%と、それほど低くはないが、大塚家具は1〜2%、もしくは赤字となっている。
少し範囲を広げても、ハウスメーカーの積水ハウスで8〜9%、大和ハウスで6〜7%、トヨタで10%、日産で5〜6%、SONYで4%(金融除く)、パナソニックで5%、FRで7〜9%となっている。モノづくりの企業の中では、ニトリはやはり群を抜いている。
なぜ、ここまでの効率経営ができるのか。IRを見る限りでは、主要なKPIをきちんと設定し、取得し、モニタリングできていることが一番の要因だと思う。ただモニタリングするだけでもダメだが、必要条件ではある。
特に興味深いのは、坪当り営業利益高と、坪当り在庫高。約500店舗に対して、50店舗を新規出店しており、1割の増加になっているが、1店舗ずつ、これだけ細かく見ているから、きちんと採算が取れ続けているのだろう。
在庫を抱え過ぎないなかで、きちんと利益を出すことがとても重要だと思う。もちろん、店舗によって差はあるだろうが、きちんと比較ができるからこそ、採算の悪い店舗については重点的に対策を取って復活させることができる。採算の良い店のやり方を横展開することもできる。
多店舗展開している全企業が、見習うべきポイントだと思う。最も、KPIをどう設計するかは、業界によっても違うだろうし、腕の見せ所になる。