自民党の政権公約に掲げられた幼児教育の無償化が、遂に骨太の方針に盛り込まれた。
財源どうすんの、という議論はあるものの、ここでは、財源問題が解消する前提で、やる意味が有るのか無いのか、有るとしたら、どんな意味があるのかを考えてみたい。
やる意味あるか?
結論から言うと、やること自体には意味はある。
幼児教育にかかる費用が理由で、出産や結婚をためらう人は少なからずいるはずなので、少子化を食い止める一助にはなる。
ただ、他の何物でもない、幼児教育にお金をかけることの必然性、理由は、あるのか?
数ある国民の出費項目のうち、どこを国が負担するのが最も効果的か?という問いに置き換えてもいい。もしくは、国民から国に納める税金のうち、どこを減らすのが最も効果的か?と問うてもよい。
幼児教育は、保育士や幼稚園教諭の給料が低過ぎることも社会問題となっており、政府が積極的に入っていくことで、保育士の給料が担保され、それによって教育の質があがる、ということには、確かに期待できる。
ただ、その辺の目的意識、なぜ、無償化するか?そして無償化した後に、その目的が達成できているのか?をしっかり確認しないと、やる意味は薄れてしまうように思う。
どんな意味があるか?
そもそも国の役割は、富の再配分、格差を是正することにある。お金を持っている人から徴収し、経済的な弱者に与えること。
それに照らし合わせると、幼児教育の無償化は、誰から誰への再配分だろう?今時点で議論されている案だと、こども保険ということだから、子供がいない人から、いる人への再配分となる。
子供がいた方が、恩恵を受けられて有利、という制度にしてしまうことで、より、子供を産むインセンティブになる可能性はある。
まとめ
まとめると、
・出産育児へのインセンティブとして
・子育てする家庭への再配分機能として
・幼児教育に関わる先生たちの処遇改善のため
・しいては、幼児教育の質の向上のため
幼児教育の無償化は、意味があると言える。