中国が、欧州までの陸路(一帯)と海路(一路)を振興しようとしている。

2003年から言い始めたらしいので、今年でもう5年目となる。

これを進められるとどうなるのか、世界に、日本に、どのような影響があるのか、考えてみたい。

中国の影響力アップ
国同士の間でも、返報性の原理は成り立つようだ。中国の資金によりインフラ整備が進めば、対象の国は、中国に借りを作ることになる。

現に、ギリシアとハンガリーは、南シナ海問題において中国を支持したと言う。

更に、港湾や鉄道を利用する自由度が上がるのも、中国の影響力に繋がってくる。

ロシアは、裏庭を脅かされるのを恐れているようだが、まさに、中国の庭が広がるようなイメージだ。

これは、すなわち、アメリカやロシア、それから日本といった、先進国の影響力が、相対的に低下することを意味する。

ヨーロッパの分裂
どうやら、西欧と東欧で、温度感が全く異なるようだ。西欧で参加した国は、イタリアだけ。イタリアのメリットも、そんなにあるとは思えないが、なぜか参加。

中国は特に、東欧諸国と頻繁に会合を重ねている。地理的にも、東の方が近いので、東は益々、中国に寄っていく。

このままいくと、西と東で、親中国、反中国が、ハッキリ分かれてきそうだ。

しかし、何かと発展しているのは西側諸国だから、東側だけで、そこまで繁栄させられるかは疑問ではあるが。

もし仮に、EU自体が分裂とまで話が進むと、また世界経済の大きなリスクとなる。

日本はどうすべきか?
企業にとっては、グローバルに展開するチャンスではある。中国の影響力アップに加担するようで、そこまで前向きには考えられないが。

イメージは悪いが、この施策自体は、実際に投資を受ける国の発展に繋がるのだから、効果はあるはずである。

問題は、中国の影響力が高まることのリスクをどう抑えるか。また、同時に、日本の影響力は維持できるのか。

そう言う意味では、インフラ整備を進める役割で日本企業が入っていければ、そして実績が認められれば、影響力は担保できそうだ。

そう考えると、外務省が仕事を必死に取りに行くと言う話は、あながち間違いでは無いのかも知れない。