shelter -5ページ目

shelter

精神的な病気と約20年

そんなわたしの本音


現在闘病記執筆中
(休筆中)

居酒屋のバイトで、
リストカット?
と聞いてきた男友達と遊ぶ事が時々あった。

たぶん、20歳頃かな。


ある日、
男友達、その男友達の親友Kと、
前回の闘病記で書いた友達N、そしてわたし。

その4人で宅飲みすることになった。


それも多分何回目かの時。


良い感じに酔って、最初は楽しかった。

笑い上戸なので、見るもの全て面白く感じて
ケラケラと笑っていた。


大嫌いだった煙草も、
その男友達の影響で吸い始めた。


もう、どうでもよかったから。

後先考えるほどの余裕なんてなかった。




お酒を飲んでたら多少は楽だった。


そのうちお酒が足りなくなり、
男友達が、KとNに
近所のコンビニに買い出しに行ってきてと
お願いした。


そして男友達はわたしに話をし始めた。

詳しい話の内容はよく覚えていない。

ただ、わたしを責める内容だった。

自傷もわたしが弱いせいだとか、
かなりキツイ言葉も沢山あった。


わたしは耐えられずに泣き出してしまった。

そしてその男友達は、

「はよ泣き止めよ。
2人が帰ってきたら気まずいやろ。」

と吐き捨てるように言ったので、
わたしは財布だけ手に取り、外に飛び出した。


玄関からちょっと行ったところで
うずくまり、泣いていた。

感情がぐちゃぐちゃになって、
以前から財布に入れていたカッターで
腕をめちゃくちゃに切った。


血が滴り落ちて迷惑をかけるなんて
その時は考えられなかった。


それから2人が帰ってきて
遠目でも明らかにわたしがおかしいと
すぐに気付いた。


Kは、気を使って
「俺、中に入っとくな…」
と部屋に戻り、

Nは
「どうしたん?!大丈夫?!」
と駆けつけてくれて、

Nを見てホッとしたのか、
思わず抱きついてまた泣いてしまった。



それからその日は
どうやって帰ったのか覚えていない。


次の日、Kに、
申し訳ないけれど、血を拭いておいて欲しいと
Nと一緒にお願いした覚えはある。



Kは優しい人で、
次第に好きになってしまうのだけれど、
それは辛い恋の始まりだった。