今回の長崎はお盆休みを利用した20年振りのお墓参りが主な目的でした。母の父は母が27歳の時に癌で亡くなっているので私は会ったことがありません。しかも毎年お墓参りに行ける距離でもなかったので想像上の人物って感じでした。だけど「全然来ないから怒ってるよ」ってその筋の方から教えて頂き、私もまた御先祖様は大切にしないといけないと言われたことが続いたこともあって、母と二人で行くことにしたのです。母も6,7年行ってないってことだったので、いいタイミングでもありました。

お墓は家から近い坂の上にありました。近くて拍子抜け。でもすごい坂。長崎はホントに坂が多か。実際にお墓を目の前にすると不思議な気持ちになりました。「不思議な」、なんて、ありきたりな言葉でしか表現出来ないのがもどかしいのですが、今までの生活の中でお墓参りや御先祖様を想う気持ち、信仰心っていうのかはわかりませんが、そういう類のものがなかったんです。父や母はもしかしたらあったのかもしれませんが、教わった訳でも仏壇があるわけでもなく、自分は先祖とかとは関係なく生きてるし!って思ってました。だけど、これは気のせいかもしれないですが(思い込みとかね…)、おじいちゃんが喜んでくれた気がしたんです。見えた訳でも声を聞いた訳でもないですが、こういう気持ちって心の支えになるなぁと今実感しています。

おばあちゃんはお墓に向かって会話していました。すごく自然に。「あなた、わざわざ和子と美貴ちゃんが来てくれましたよ」って独特の長崎弁のイントネーションで語りかけていました。夜寝る前もお仏壇に向かって今日もありがとうございましたって自然に話してたおばあちゃん。一緒に暮らした時間よりも未亡人(言い方が古いね)歴の方が長いのに、ずっと想い続けてることに驚き、ずっと想い続けてもらってるおじいちゃんはホントに幸せだねって思いました。今までこんな場面に接したことがあまりにも少な過ぎたので、信心深い人間が私の家系にいることが新鮮でした。何につけても「一つはお仏壇用に」って言うのが口癖だったおばあちゃんと叔母さんとその他の人達。死んだ後は絶対天国行けるねって想い続けた長崎の旅でした。

おばあちゃんと叔母さんの姿や言動を思い出しながら愛しいと感じます。あぁ泣けてくるばい。いい孫・いい姪でいよう。また近いうちに会いにいきたいです。長崎に行って本当によかったですたい(^O^)