称号小話 | 一滴のレモン牛乳に世界を見る

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MMORPG【黒い砂漠】
ギルド『レモン牛乳』のギルドブログです!



ご機嫌麗しゅう。
皆様と全てのリトサマの苟も親愛なる下僕、Balthazarでございます。


ダクソ、リトサマnerf、HDD急逝と流れるような三連撃を打ち込まれつつも、どうにか息を繋いでおります。
なんなんですか、いったい? そんな連撃リトサマにも欲しいわ。


PC復旧中萎える気持ちを抑えつつ串田アキラの「宇宙刑事ギャバン」流して、胸のエンジンに火をつけろォ――と。ふと夜半に「バルタザール・エンジン」という語句が連想されて、どことないSF感にひとりほくそ笑んだり。


「バルタザール・エンジン、臨界点に達しました!」「駄目だ、縮退(?)が収まらない……ッ!」

自分のハンドルネームを引き合いに出すのは憚られますが……時々出会いますよね、意味はさておき第六感くすぐる言葉に。
余裕のない人、言葉選びに躊躇のない人、日本語に不慣れな人、あるいは機械翻訳が無造作に吐き出すあの感じ。私たちと似ているようでどこかが違う、感覚のパラレルワールド。


黒い砂漠の誤訳+翻訳センスも相当好きです。
とくに称号関連は短くシンプル、でもどこかが歪んでる。それ、最っ高じゃないですか。
折角だから幾つかピックアップしてみましょう。
古代の結腸は流石にないけどな。



・覇王を踏み台にした
「覇王を超えた」では駄目だったんでしょうか。具体的すぎる言葉選びが絶妙な泥臭さを醸し出しています。
踏み台と明言することで覇王の尊厳はぐしゃぐしゃ。


・善人の中心にそびえ立った
どんな原文なのか想像もつかないのに容易くイメージできる絵面がステキです。
この地に集いしは善人のプロフェッショナルたち――で、いるんだよなあ、一人だけ裏切り者が。


・お前よりは物知りな
日常で口にすると「(えっ、そのトーン……?)」と顰蹙買うこと請け合いのひと言ですね。
「お前は本当の愛を知らねえからよ」などと宣う酔っぱらいさながら。
相手の実態を半ば無視して判断するその向こう見ずが、仮想世界ではむしろ輝きます。


・ほぼ全ての学者
オールマイティを強調したかったのでしょう。にも関わらず「ほぼ」って……それは自信のなさ、予防線の表れ。
そんな歯切れの悪さが好きです。


・目を覚ましている者
寝落ちなんかに絶対負けない!アピールをしたい方のための称号……
ではなく公式ストーリーにも用いられるキーワードで、黒い精霊の支配から解き放たれた者がそう呼ばれます。
か、覚醒した者とか覚者とかさあ……歯切れが悪いシリーズその2。


・セクシーな脳を持つ
「セクシー」と「脳」という組み合わせ、絶妙じゃないですか。セクシーな脳と言われてどんな映像を思い浮かべますか?
いや……ピンクな映像は…違う。もっとこう、みょうに官能的なシワをした脳のレントゲン写真か……
組み合わせとして有り得なくはないけれど日常ではまず耳にしない、限りなく透明に近いブルー。


・ブラックストーン寄付天使
いつも二言目にはこの称号の話をしているのでまたかと思われそうですが、一推しです。
皮肉たっぷりに君臨する「天使」、居丈高な「天使」を引きずり下ろす「寄付」、極めつけはこのゲームの日常が濃縮された「ブラックストーン」。
彼らの完璧な鼎立。こんなトリオ、他にないよ。


==番外編==

・実際えらい ・潜在力、爆発しろ
・ここが都市ですか? ・闇落ちした
(※新称号)

この辺りはスラングがうまい具合に訳されてますね。きちんと指定があったのでしょうか。
ここが あの女の ハウス ね!
思えば泥臭くてフォーカスのずれたセンスはどこか宮崎吐夢っぽい。


こんなところでしょうか。
意外とこういう些末な部分が気に入っていて、今回もまあ、引退するほどではないか、と踏みとどまれた感があります。リトサマの存在が支えになったのは無論ですけれども。

リトサマへの風当たりは日に日に厳しくなっていますが、今後も折れず僻まず愛でていきたいものです。
それはそれとして回避移動のディレイは削除していただきたい。本当に。お願いします。
運営の対応状況:検討中とのこと……

それでは皆さま、またいずれ。