前回のブログで載せた写真は、蓼科にあるバラクラ・イングリッシュガーデン。


ここの無造作なイギリスっぽさが好き過ぎて、恵比寿三越内にあったショップや、新宿のコンランショップに足繁く通って、観葉植物や植木鉢などを買って、一時期ベランダは鉢植えだらけだった…


ローズマリーやバジル、セージなど10種類くらいのハーブにフクシア、ゼラニウム、アメリカンブルー、ユーカリ、アイビー、オリーブ…


イギリスやイタリアのポタリーの鉢を探し回って買って、ちょっと古めかしくイギリスっぽさを醸し出せるように工夫して楽しんだ。




イギリスに行っても観光名所はほとんど回らず、バレエを観るほかは船に乗ってキューガーデンまで行ったり、ハムステッドヒースを歩いたり、小学生の娘との旅らしからぬことをしていた。


空がポカーンと抜けた広い空間、緑の多い場所が好きなN、イギリスの秘密っぽい場所が好きな私、ハムステッドやキューガーデンをひたすら歩いて、疲れたらオランジュリーやニューエンズやらでお茶を飲んで。



よく考えてみると、『庭』が好きなんだと思う。

生活に絶対必要なものではない『庭』
でもそれがあることで、心が豊かになるというか…




新婚旅行で南フランスに行った時、昔の貴族の有名な庭があると聞いて訪ねてみたことがある。

昔は豪奢を極めたに違いない、でも今は寂れて荒れ果てているその庭は、私たちの他はほとんど誰もおらず、怖いくらいだった。

どこかにタイムスリップしてしまいそうなほどの、現実感のない場所。



見晴らしの良いところに出ると、眼下の嘘みたいにきれいな湾にはいくつもクルーザーが浮かんでいて、あぁ、本当の贅沢ってこういうことなんだな、と訳もなく思った。


何も取り立てて目的の無いものを愛でること。

無駄に。

ただ美しい、気持ちが豊かになる、というだけの理由で。


『建築』も、『オペラ』も『バレエ』も。

そして『庭』も、究極の芸術の一つなんだな、とその時感じた。



その時からずっと、ほとんど整備されていないように見える、荒れ果てたような庭が気になり続けている。

きれいに整備されてちゃダメ。

ほとんど荒れ放題にも見えるんだけど、その陰ではガーデナーがしっかり手入れをしていて。



バラクラも、イギリスから来た専属ガーデナーがいて、ひっそりと仕事をしていた。



さて、その『庭』というもの。

私達の心の奥底にもある。

誰にも言わず、じっと大切に抱えているものが隠されている。

あるいは、そこにあるものに本人すら気付いていないことも。



前述のOH MY GIRLの曲の一部。






全部をチェックしたかったら、こちらをどうぞ💖





誰にも邪魔されないようにそっと大事に育てていく夢が眠っている場所、忙しい毎日で忘れそうになっちゃうんだけど、時々思い出して戻っていく場所…


それが私の『秘密の庭』のイメージ。


つまり、本当の自分、ということ。


そんな場所を見つけ、それが大事だったことを思い出し、大切に温めながら、前を向いて人生を歩いていける糧のようなものに出来たら。




そんな場所となれるようなサイトを作りたいと、『小規模事業者持続化補助金コロナ特別対応型』を申請していたんだけど、昨日発表になって、認可されませんでした。

すっごくドキドキしながら調べたんだけど、発表の中に名前がなくて。


でも、よく考えてみたら、いろいろな制約がある中で、細かい書類を揃え、スケジュール通りに計画を実行し…なんてことを、私が出来るはずもなかったかな。

補助金はあれば嬉しいけれど、細かくチェックされたり、手続きや報告が必要だったり、いちいち審査されたり…そんな事って私には向いてない。


もっと自由に、思ったようにやっていきたい。

友達と協力し合いながら、ね。



そんな事を思いながら、鑑定への準備に没頭した今日の月。


牡牛座満月、ブルームーン。




いろいろなことがあるし、全てが思い通りなんかじゃない。

でも、やり始めたこと、楽しみながらやろうと思うよ🌟