さて、土地の産物をいただき、温泉に入って帰りたいところ。
どこに行こうか…雲遊天山にでも、と思っていたのだけど、船着場でプリンス系の日帰り温泉施設、龍宮殿のチラシを配っていたのでそちらに行ってみることにした。
船の中で、平等院を模して作られた、とアナウンスされていた龍宮殿。
『箱根姫の水たま肌もめん湯豆腐御膳』と入浴のセットがあったので、それを申し込んで入館。
冷えた身体も早く温めたかったけれど、お腹もぺこぺこだったので、まずは食事処へ。
湯豆腐と揚げたての天ぷらのセット。
明るい湖面を見ながらの、遅い昼食。
その後、のんびりお湯に浸かり、長い待ちと祭礼で冷え切って歩くのもままならなかった身体を温めた。
露天風呂は思ったほどではなかったけれど、雪を頂いた富士山を見ながら、明るい日差しを浴びながらの入浴は幸せなひと時だった。
龍宮殿の中に『山の神』と呼ばれる神社があると、チラシに書かれていた。
敷地内に⁉️ どんな所なのかな…
もう日が落ちかけていたのだけれど、出発前に行ってみた。
誰もいない散策路を進んでいくと、結構傾斜のキツい坂道の下に、とてもプリミティブな小さな石の祠があった。
芦ノ湖のほとり、誰もいない静かな所に佇む祠…
この間訪れた新屋山神社の奥宮にも似た、原始的な感じ…
開運のパワーがあるらしい。
二人でそっとお祈りして、車に戻った。
帰り道の富士。
不思議な体験をし、気持ちの良い光の中、四つの神社に無事お詣りすることが出来て、本当に良かった。
この日、なんだかやけに陽の光が強く眩しくて、実は行きの車の中で目をやられて気分が悪くなり(白内障なのとめまいのせいで、キラキラした日にめっぽう弱い…)、主人に運転してもらっている横でうめきながら向かったのだった。
でも、運転してもらったおかげで無事たどり着き(最初は一人で行こうと考えていたので、それだったら無理だった…)、安心して楽しく神社を巡り、温泉にも入ったりしてゆったりと一日過ごすことが出来た。
帰宅後、お札を神棚に上げ、ついでにずっと使っていなかった神器を使って、今日もらって来た御神水とお米、塩を神棚に上げた。
帰ってからいろいろと資料を読んでみると、九頭龍神社は縁結びだけでなく、商売をしている人にも人気の神社だったらしい。
心に決めたことを成し遂げられるよう、応援してくださる神様だったようで、私も主人も今この時にお詣り出来たことは、良いタイミングだったのかも❗️
また明日からがんばろう❣️と思いながら、眠りについた。