寒かったり暑かったり、梅雨に入ったと思ったら良いお天気になったり…


そんな毎日ですっかり体調を崩していた私、だいぶ前から下の娘と約束していた展覧会をすっかり忘れていた。


そろそろ終わっちゃいそうだから、行こう❣️と言われ、渋々出かけることに。

もちろん、渋々、は娘には見せずにw




以前、ゴールデンウィークにあまりの人混みで諦めたギュスターヴ・モロー展。


私は上の娘と一度観ているので、今回はさらっと観ればいいな、と思ってなんとか出かけた。



下の娘はアートに敷居の高さを感じているようで、どうとらえたら良いかわからない、とか、どういうものが良いものなのかわからない…といつも言う。


どう観るべき、とか、どんなものが良い、とかそんな決まりはないよ。


なんかこれ、好きだな〜とか、よくわからないけどこれが気になる…とか、これ、ずっと観ていたい…とか。


そんなことで良いのよ、と伝えているのだけど、以前の同級生に銀座の大きな画廊のお孫さんがいて、その子がいつもアートについて勉強させられたり、仕事関係のセレブ系のお付き合いを親からさせられていたり、挙句の果ては外国に行って勉強して来い、と言われていきなり勝手に留学させられたりしているのを見ていて、アートって大変なものなんだ…と思ってしまっているよう。


そんな家に生まれたら、アートに対して家業としての接し方をしなくてはならなくて面倒な感じだけど、一般人にしてみれば楽しく接してなんぼ、のものだと思うけど⁉️



今回も、私は気に入っているものだけをさらっと観て来たのだけど、娘は一つずつ時間をかけて観て回り、なかなか進まない。


出口に近いところで待っていて、やっと会えた時に「ずいぶん一生懸命観ていたのね」と言うと、「だって一つずつ作品の説明をじっくり読まないとわからないんだもの…」と。


そうか〜、なるほど。
作品ではなく、作品説明を読むのに時間がかかってたんだ。



でも、わかるよ。

私の友達でも、必ず作品説明の音声ガイドを借りる人がいるもの。

作品そのものよりも、作品の描かれた背景が気になっちゃうんだね。


そういう楽しみ方もいいし、何にも予備知識なしで観て、どう感じるか、を楽しむのもいい。

何も決まりはないんだよね。




じゃあさ、例えば今日、どの作品が気になった?と聞くと、そうねぇ…と困った顔をして笑っている。

ママは、あれとかこれとか…と話すと、あ❣️あれ、私もすごいと思った❣️

それと、ん⁉️ それは気がつかなかった…と観に戻って、う〜ん、なるほど…と何か考えている。


そうそう、そういうことで良いんだと思うよ。


出口を出たところに、写真撮影スポットが用意されていた。





撮ってあげようか?と聞くと、ううん、いい、と。

もう、こういうのに乗る歳じゃなくなったんだな、とちょっと寂しい。





さて、そのあとどこかでお昼を食べようと思ったのだけど、どこもサラリーマンとOLさんでいっぱい。

汐留ミュージアムの下の飲食店街でサラダランチと、和風グリーンカレーのお弁当を買って、車に戻った。


どこか良い感じのところに車を停めて食べよう。


なかなか良いところがなくて、あっという間に娘の学校の近くに来てしまった。

あ〜、じゃあ、根津美術館の辺りに停めようか。


こんなところに停めてて、良いのかな〜、と少し心配になったけれど、だいぶ前に新しくなった根津美術館の外構の竹林を見ながらランチを取った。


見ていると、マイクロバスが停まっては、中から外国人観光客がバーっと降りて、美術館の中に入って行く。

私たちの中ではあまりメジャーな美術館じゃないんだけど、外国の人には人気の場所みたいね。


そう言えば、新しくなってから一度も来ていない。
今度、一緒に観に来ようか。




食べ終わってもまだ、大学の授業開始の時間にならない、という娘に付き合って、原宿の方に移動しショッピング。

韓国っぽいお店でいくつかアクセサリーを買わされ、ここ、美味しいんだよ〜と言われて胡麻アイスのお店でおやつを買わされ…


結構楽しんでから、娘は大学へ。



はぁ〜、疲れたな〜w
相変わらず頭痛もするけど、どこか寄って帰りたいなぁ…


少し前に雑誌で見て気になっていたお店に寄ってみることに。


世界各国の雑貨や洋服を置いているという、スタイリストさんがやっているちょっと変わったお店。






行ってみると、思ったほどじゃなかったかも。

私の好きなテイストだけど、似たようなもの、もうすでに持ってる。

それに、もうこれ以上、家に物を増やせないしねw




あまり来ないエリア、他にも少し変わったアパレルのお店やカフェなどがたくさん集まっていた。


東京の、しかもよく行く街の近くにも、まだまだ知らない所がたくさんあるんだなぁ。




これはそのお店の近くのカフェの外構。

ちょっとどこの国だかわからない雰囲気が出ていて面白い。




梅雨の合間のご褒美みたいな一日、娘と楽しんで、その後は一人で楽しんで。

こういう一日が良いんだよね、と思いながら帰途についた。