その日の夜、メンバーのLINEに、明日、別の物件を見せていただけることになったとの連絡が入った。
メンバーの中でも交渉上手な女性お二人が頑張ってくださったよう。
本当にありがたい。


ほとんどの人は不動産を買う気満々で、銀行口座開設の手続きに午前中行く予定になっていたので、午後3時頃に待ち合わせということに。






翌朝、美味しいバインミーが食べたかった私は、ホテルのコンシェルジュに近くのパン屋さんを勧められていたのに、欲張って遠くのお店まで遠征した。
だって、ホーチミン1の味ってガイドブックに書いてあったから…



でも、タクシーを飛ばして着いたお店は、書いてあったこととは違って、誰も並んでおらず、しかもテイクアウトのみだった。

あちゃ〜、でもここまで来たんだから、買わなきゃね…



もちろん、日本語も英語も通じないので、オーダーするのも一苦労。
何とかわかってもらって、1つ作ってもらっていると、帽子を逆さに持った小さな男の子がくねくねしながら寄ってきた。
何か帽子の内側に書いてある。
どうも、お金を入れて欲しいよう…


ベトナムでこういう場面に出会うとは考えていなかったので、困ってしまった。
一人にあげると、わーっと何人も来ちゃって困ることになるのでは…とか考えてしまって知らんぷりしていたら、ずっと横に立っている。



そのうちバインミーが出来上がってお勘定を済ませ、お釣りの中から少しだけ帽子に入れてあげたら、すごく微妙な顔をして離れて行った。




ベトナムの通貨に慣れていなくて、よく考えるとすごくお話にならない額を入れてしまったみたい…
悪いことをした…悔やんでも遅いよね…
早く、こちらのお金に慣れないと。




さて、買ったバインミーを持って、どこへ行こう。
お店の中でコーヒーを飲みながら食べるつもりでいたので、どうしたらいいかすぐには思いつかない。
とりあえず、どこかコーヒーを飲めるお店を探して、片隅でそっと食べちゃおうかしら。


でも、そこはどっぷりディープな界隈だったようで、観光客がコーヒーを飲みに入れるような感じのお店が一つもない…


しばらく歩いてみたものの見つからず、諦めてタクシーに乗り、プラカゴのお店に移動することにした。




で、タクシーに乗っている間にふと思いついて、運転手さんに朝ご飯を食べていい?と聞いてみると、もちろん!と。
うわぁ、助かった!さっそく包装紙を開いてかぶりつく。






いやぁ、お店構えから想像していた味を大きく上回って、本当に美味しかった!
挟んである、なますみたいな野菜のピクルスとパテ、いろいろな種類のシャルキュトリーが一体となって、何とも言えない美味しさ!
これ、ゆったり座ってベトナム・コーヒーと味わえたら最高だったのになぁ〜




半分くらい食べたところで目的のプラカゴ屋さんの近くに。
でも、本当にここかなぁ…



どうにも怪しい感じの小径の入口に降ろされた。
入口に看板があって、あ、確かにお店の名前が書いてある!

でも、小径をのぞいてみる感じ、怪しすぎて…



停めてあるバイクの上で休んでいるらしき男の人が、ジロッと胡散臭そうにこちらを見るのを、素知らぬ顔で通り過ぎ、どんどん奥に入ってみる。



ほとんどのお店がやってない…あ、一つ雑貨屋さんのようなのが開いてるわ…





その奥に…あった!







お店に入ってみると、ごく普通のお店。
あぁ、良かった。



ものすごい種類のデザインのプラカゴを、お店の女の子が説明してくれる。
お店の奥では何人もの職人さんがプラカゴ製作中!


二階にもまた違ったデザインのものがたくさんあって…もう、決められない…




一階と二階とぐるぐる何度も回って、やっと3つ選んだ。




さて、そのカゴを持って今度はマッサージへ。

プラカゴ屋さんも、マッサージ屋さんも、友達が教えてくれたお店。
その友達はホーチミン在住の知り合いに紹介してもらったというから、まず間違いない!


安心して目指すマッサージ屋さんへ。



プラカゴ屋さんのすぐ近くにそのお店はあった。
スペシャルコースを選んで、グダグダになるまでほぐしてもらうのも良かったんだけど、午後の予定が入ってるからね…


90分のアロマオイルとホットストーンのマッサージを選んで、夢の中へ…




気持ち良かった〜。しかも、これが2,500円くらいというのだから、嬉しくなっちゃう。
日本だったらきっと、20,000円はするもの。




マッサージ屋さんの受付で、お勘定待ち中。




これが、買ったプラカゴ。
3つを入れ子にしてある。
大きさの違う3つにして良かった〜




ホワーンとしていたら、危ない、危ない!
約束の時間が迫っていた。


またタクシーで約束のレストランに急ぐ…



続きはまた明日…