更新遅くなりました!モスクワについて!


ペテルブルクもそうだったけれど、モスクワもやはり都会だった。
通りを行き交うたくさんの人々。道路を川のように途切れなく走る車の群れ。


100メートル歩くごとにカフェやレストランのチェーン店が見つかる。
日本でもみるハンバーガーチェーン店、サブウェイ、マクドナルド、バーガーキング。ピザハットやケンタッキーもしょっちゅう見る。
サブウェイが、сабвей。ロシア語に囲まれて、ロシアにいるんだと実感する。

アルバート通りのスターバックスに行ったら、カップに名前を書いてくれた!キリル文字で。
スタバの店員さんはロシアでもやっぱり親切で、私が下手なロシア語でソイラテを頼んでも、なんとかわかろうとしてくれた。
ロシアではshortカップが日本のよりも大きめ。ソイラテたっぷり飲めて幸せでした!

さらに、やきとりやとか寿司バーみたいな、日本料理のファストフード店もある。
「やきとりや」яакиторияとか「すし」суши。わお!
日本料理は食べに行かなかったから、味はわからないけれど。

ロシアのカフェチェーン店もたくさん。
ムームーму-му、ショコラードニツァшоколадница、コーフェ・ハウスкофе-хауз、シェーヴェルсевер。
シェーヴェルはしろくまが目印のケーキのお店。
ロシアのケーキ種類もたくさんでめっちゃおいしそうに見える。シェーヴェルのにんじんケーキ食べてみたら、とにかく甘い!





モスクワでの私のお気に入りは、地下鉄だった。
ロシアの地下鉄ってすごい!

まず料金が安い。
35ルーブル(約70円)で片道どこまでも乗れてしまう。
私は3日間乗り放題のチケットを400ルーブル(約800円)で買う。地下鉄だけじゃなくてバスにも使える。

地下鉄でモスクワのあちこちに出かけて、歩き疲れたらバスに乗って地下鉄の駅で降りる。
カード一枚でモスクワのどこでも行けちゃうから、便利だね。

manacaみたいにチケットを改札でタッチして通ると、長い長いエスカレーターを降りていく。
ロシアの地下鉄は地下深くを走っているから。
地下鉄の駅も立派な建物だ。レリーフやシャンデリアがあったり、銅像が置かれていたりして、日本と違った雰囲気。

乗るときはどこかつかまるところを見つけること。急発進、急停車なので慣れないと転びます。
ちなみにつり革はない。電車が走り出すたびによろける私の横で、ロシア人は涼しい顔して本を読んでいる。どうして転ばないのか私は不思議だった。

それから乗り換えが複雑。
最初はどこから乗ってどこで降りて、どうやって乗り換えしたらいいのか全然わからなかった。
電光掲示板があればまだわかるけれど、今どこの駅に停まったのかアナウンスだけで聞くのは難しい。扉の外を覗いても駅名が書かれた看板とかはない。
先生が一緒にいるときは、先生についていく笑

それでも何度か乗っているうちに駅名はだんだん覚えられた。乗り換えの駅で天井から下がるプレートを見て乗るべきホームを探す。
ベラルースカヤ、プラスペクト・ミーラ、チースツィエ・プルドゥィ、ヴェー・デー・エヌ・ハー。
初めはなかなか聞き取れなかったモスクワの地下鉄の駅名が、馴染みのある音として記憶されている。日本に帰った今でも頭の中で懐かしく思い出されるくらい。


モスクワに来た最初の日、クトゥーゾフスカヤで降りて猫のサーカスを見た。
子供向けだけど、ねこかわいい!ピエロやバレリーナも出てくる本格的なサーカス。
やっぱりすごいのは、ねこがその身体能力を活かして演技していること。高いところから飛び降りたり、棒をよじ登ったりしたかと思えば、ずっと動かずに待っていることも。
誰が見てもきっと楽しいよ。


アホートニィ・リャトで降りるつもりだけど、通り越して次のビブリアチェーカ・イーメニ・レーニナで降りる。
かの有名なクレムリンと赤の広場には、どちらの駅からでも歩いていけるので問題なし。
ロシアの建築には圧倒されるね。






赤い列車に乗ってちょっと遠出。セルギエフ・ポサードへ観光に行った。
白い壁と青い屋根の美しい、ロシア正教の大きな教会。
中へ入ると静かで神聖な雰囲気。壁には時代を経た色合いのイコン。スカーフをかぶってお祈りしている女性や十字を切る男性の姿をそっと眺めて出る。


セルギエフ・ポサードのような郊外には雪が残っていたけれど、都会では雪はほとんど溶けている。
とはいえ、夜になると空気は冷たい。





偶然通ったイルミネーションの道。
地下鉄の駅から駅へ、気が向いた方向へふらふら歩いていくような自由な旅、そういうのもよくない?