看護師&助産師の方の講義。

 

■産後ドゥーラとしてどうか変わるか!?

 

1.SOAP

 

看護師の方はご存知なのかもしれない看護計画の記述方法「SOAP」を知る。

 

S:Subjective data 患者さんが実際に発した言葉

O:Objective data 観察したり測定したりして得られた情報

A:Assessment 分析・解釈・評価

P:Plan 問題を解決するための看護計画

 

相手が言ったことだけでアクションするのではなく、客観的な情報を集めて自分で分析や評価をした上でどうやって看護するかを決める、ということ。

 

会社員時代に知った「なぜなぜ分析」と「PDCA」の組み合わせっぽい(といっても、会社の場合は原因分析より目的思考の方が有効だと思う)。言われてみれば当たり前だけど、こうやって明確に体系立てて説明されると覚えやすいのが良い。

 

2.非言語コミュニケーション&メラビアンの法則

 

言葉以外の情報からも相手に伝わる方法はたくさんある。

印象の90%は見た目(視覚)と声(聴覚)が決める。

 

3.アサーティブコミュニケーション

 

これ、会社員時代にも人事の研修でやった。

・ノン・アサーティブ・コミュニケーション

アグレッシブ・コミュニケーション

言いにくいことはサラッと言うと良いと思う。

 

4.看護理論のドゥーラへの適用

 

専門的な理論名を教えていただいたが自分なりに解釈した内容をメモ。

 

・産後ママはドゥーラと関わることで社会と繋がることができる。孤独ではない。

なかなか良い方向に進んでいないような時も「人はいつか変わる」と信じる。

・産後ママとその家族をとにかく励ます、応援する。エンパワーメント。

・どうせ伝わらないと思わず、何かは伝わるはずだと相手を信じる。

問題・課題がある現在は、明るい未来へ向けての転換点と思う。

 

■ケーススタディ(ロールプレイング)

 

実際にあった3つの家庭を使ってのケーススタディ。側からするとおめでたい出産も当事者からすると悩みがいっぱい。全てがおめでたい訳でもない。「こんな家庭、本当にあるのかな?」と思うケースもあったけど実例というから、やや怯む。。

 

ママやパパの人柄、経済状況、育児への参加度合い、ご両親との関係、上の子の状況などいろんな要素が絡み合って現在の状況(課題)が作られて、産後ドゥーラにサポートを依頼してくださる。

 

本当にお産も育児も1つの正解はなく、それぞれだなぁと思う。

産後ドゥーラの勉強を始めた時は物理的(時間的に)サポートを必要としている人を助けるイメージでいたけれど、精神的(メンタル面)サポートを必要とされることも多いにありそう。

 

支える自信があるとは言えないけど「私にできることがあれば言ってください」と支えたい気持ちがあることは伝えたいと思う。