■赤ちゃんのお世話実習

 

受講生の中でも妊娠・出産経験がないのは私だけかもしれない中、ついに赤ちゃんのお世話の実習が行われた。実習内容は沐浴(もくよく)。そもそもモクヨクという言葉さえ知ら図、なんとなく入浴に似ているから洗う系の作業だと思っていたが、イメージは大自然の中で赤ちゃんを清めながら洗う儀式とかだと思っていた。

 

そのくらい知識の無い状態で沐浴ができるか不安だったけど、先生のお手本を1回見て、1回ずつ実践して、同じグループの5人分の作業を5回観察して、何となく手順はわかってきた。

(写真は一般社団法人ドゥーラ協会のFacebookから借用。)

 

初めて沐浴の作業。実際に3kgある赤ちゃんの人形を使用して緊張気味。

 

スタンバイOK!な人形。

 

赤ちゃんの縦抱きも教えてもらう。周りの受講生は育児経験があるので全員が先生のよう。

 

「こんなんでいいでしょうか!?」と不安になる産後ママの気持ち、超わかる。

 

沐浴・抱っこの実習の他、スリングや兵児帯を使ってのおんぶ方法も教わる。

 

■産後に使える手当法(タッチング)

 

タッチングというのは言葉の通り「触れる」こと。産後ママ向けのリラクゼーションのお手当。

ドゥーラは医者では無いので治療目的の施術ではない。背中、首、肩、腕、頭に触れて10分以内で終わるようなもの。それでも受講生同士で練習した時は「気持ち良くて眠い」という人が続出。施術される側だけでなく、している側もリラックスして眠くなるのが面白かった。笑

施術する人の緊張や心境は相手に伝わるから、そのぐらいリラックスして触れてあげるほうがいいのかもな。

 

■先輩ドゥーラ訪問活動の体験談

 

2人の先輩ドゥーラのお話を伺う。同じ職業でも「何のためにドゥーラをやっているのか」が全く異なる。

 

・頑張っているママの頭に冠を乗せてあげたい。

・スペシャルニーズを必要としているママを助けたい。

 

どちらがどうということないけれど、ご自身の想いに沿って自分らしいドゥーラ活動(それ以外含む)をされていた。産後ドゥーラって本当にその人の個性やカラーが出る職業だなと思う。人対人の仕事なので、ママはご自分と合う産後ドゥーラを見つけることが大切なのだけど、合う人を見つけるのも大変そう!だからドゥーラは自分はどういうドゥーラを目指しているのかをきちんと発信する必要がある。まだ私はきちんと言語化できていないけど実際に活動するまでに熟考せねば。