出産の日のこと | toi♪toi♪toi

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Flute永野伶実の日記

忘れないうちに出産の日の記録を残しておこうと思います。

 

予定日から6日経った9月20日の朝検診に行きましたが、

まだ子宮口は3センチほどの開き。

数日前よりは進んでるけどまだかかりそうだね、ということで、

来週から誘導入院しましょうということになっていました。

3日促進してみてだめだったら帝王切開ということで。

まだかかるのかぁと早く会いたい気持ちと、

予定日を過ぎているので焦る気持ちと、

(多方面から産まれましたか?連絡がばんばん入り、けっこうプレッシャーになっていました・・・

気にかけていただいているのはありがたいのだけど。)

お腹から出て行っちゃうのはさみしいなという気持ちと、

入り混じりながら、

とにかくまだ時間があるうちに食べたいものを食べよう!と結局食に走り、

朝と昼を軽い目にしておやつに大分で大人気のコナズコーヒーのパンケーキを食べに行っていました。

 

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思えばこれが出産前最後のごちそうでした。

 

心もお腹も満たされ、

散歩して帰ったあと、

夕方からなんか数時間おきにお腹が痛いなぁとは思っていたのですが、

数日前から子宮がしくしく痛む前駆陣痛っぽいものはあったので、

そしてまだ数日かかると思い込んでいたので、

特に気にすることなく過ごしていました。

 

すると夜中に急に10分おきにお腹が痛い気がする・・・と思い始め、

でもこれが陣痛なのか!?と確信がもてず、

約1時間様子を見るも、

やっぱり10分おきにお腹が痛い。

とりあえず病院に電話して向かい、

診察してもらったのですが、

その時点で子宮口はまだ3センチ。

とりあえず病院で数時間寝て、

朝このまま入院するかいったん帰るか判断しましょうということになったのですが、

すでに痛みはけっこうきつくて、

この状態でやっぱりいったん帰りましょうとか無理・・・と思っていました。

10分おきの陣痛がきていても

その後の進み具合は個人差が大きくて、

いったん家に帰ってリラックスした方が進むこともあるそうです。

 

この時点で夫はいったん帰宅することになり、

私は病院のベッドで休ませてもらうことになりました。

少しうとうとしたものの、そこから急に痛みが強くなり陣痛の感覚がせばまっていき、

このままお産になりそう!という急展開。

先生と助産師さんがすぐ駆けつけてくださり、

休みに帰った夫もまた呼び出され。

先生にもう一度診断してもらったら子宮口が6、7センチまで開いているということで、

バタバタとお産の準備が始まりました。

この間も痛みは急激に強まり、

いきんで良い許可が出るまでのいきみ逃しがとにかく辛かったです(´;ω;`)

ここは腹式呼吸でひたすら乗り切りました。

ずっと付き添って一緒に呼吸を整えてくださった看護師さんには感謝してもしきれません。

そしてこの時フルートの呼吸法が本っ当に役に立った!

いきみはじめてからも楽器の奏法通り息とお腹を使えばよかったので、

ある意味、フルートを吹いてきたことが人生で一番役に立った瞬間だったかもしれません。笑

とにかく、腹式呼吸は大事です( ̄m ̄〃)

 

いきみはじめてからは自分からこんな声が出るなんて・・・といううめき声でしたが、

それを気にしている余裕もなく。

あと何回いきめば良いのか、

赤ちゃんどこまで降りてきてるの!?と思いましたが、

もはや質問する気力もなく。。

立ち合い出産を希望していたので、

夫が入ってきて手と頭を支えてくれて、

数回いきんだらいきなりポッと産まれました。

夫と一緒に我が子の誕生の瞬間を迎えられて、

本当に良かったと思います。

本当は見せられるような姿じゃなかったけど、

とても心強かったです。

 

それにしてものんびりやさんだと思っていた我が子のラストスパートはすごかったです。

締め切り前に徹夜で作品を仕上げる夫似なのか、

本番直前になると家事を放棄し、こんつめてさらう私似なのか・・・。

 

今は傷口と産後の子宮の痛みとの戦いですが、

陣痛の痛みと比べたらなんてことないです。

 

生後三日目の息子は顔のパーツがほとんど夫似。

寝顔もよく似ています。

自分に似ていてももちろん嬉しいけど、

夫に似ているのがますます愛おしく感じます。

これから壮絶に大変なこともあるだろうけど、

この子の為ならどんなことでも頑張れる!と

決意を新たにしているところです。