【本当にあった怖い話】怖くてオシッコちびらないでくださいね。
こんにちは。
嫌だなぁ、嫌だなぁ、と思いながらも再度用を足そうとしたら…
ほぼ出ないんです。
当たり前ですよね、既に2回行ってるんですから。
なんだか気持ち悪いなぁ…
そう呟きながらパンツを上げて手を洗い、着替えようとすると、そう、やはりまたトイレに行きたくて仕方ないんです。
これは困った。私は急いでスマホで検索しました。「トイレに行っても行っても行きたい」…と。
便利な世の中ですね、膀胱炎の初期症状だとすぐにわかりました。とにかく水分を沢山摂り、市販の薬を飲めば良いとのことだったので、急いで身支度をして、お水やお茶を手当たり次第に流し込み、家から徒歩10分くらいのドラッグストアへ向かいました。
脇目も振らず足早にドラッグストアに着いた私は、入り口から薬のコーナーに直行しました。もう既に、またトイレに行きたかったのです。そして数種類ある錠剤の一番小さめの小瓶を手に、レジに向かいました。
あっ
私は小声で叫びました。レジに、列が出来ていたのです。
レジ前から売り場へと10人程…私には果てしない長蛇の列に思えました。そして、止むを得ず最後尾へと並びました。
…あと9人。
とてもトイレに行きたい。でも、この薬は買いたい。
…あと7人。
猛烈にトイレに行きたい。買ったらすぐダッシュしよう、私は先にお金を用意しました。
…あと4人。
波があるんですよね。今なら耐えられる、そんな気がしました。
…あと3人。
ここで急激な尿意の再来です。
…あと2人。
もう頭がおかしくなりそうでした。全神経が膀胱に集まる感覚です。
…あと1人
よし、もう少し!
…そしてついに、私の番になっ
ジョーーーーー
嘘…でしょ…
嘘だと言って欲しい。心の中で願いました。しかし無情にもその音は止むことを知りません。
ジョーーーーーー
どうにも止まらないんです。
全て出し切りました。
気づけばドラッグストアの白い床に水たまりが出来ていました。カウンター越しの店員さん、隣のレジのおばさんも目を丸くしていました。
周りの人々が私に声をかけるべきか否か、戸惑いざわついている不思議な空気が流れました。居た堪れなくなり私は口を開きました。
「トイレってどこにありますか?」
そんなこと聞いてどうすると言うのでしょう。もう手遅れだというのに…慌てた時の人間の思考回路は不可解なものです。
「う、うちのお店にはないのですが、む、向かいのスーパーにあ、あります」
年の頃は30くらいの眼鏡の小太りの男性店員さんが動揺しながらも答えてくれました。
「…ごめんなさい」
私は、そう言い残し、その場を立ち去りました。
そして向かいのスーパーでタイツと下着を買い、履き替えました。
私がそのままに立ち去った水浸しの床がその後どうなったのかは知る由もありません…。
これが私が体験した実話です。
いつもと変わらない日常に潜む、誰にも起こりうる恐怖…次に体験するのは、あなたかもしれません。
ここ数日でだいぶ蒸し暑くなりましたね。もうしばらくしたら梅雨も明けるでしょうか…。
ということで、夏らしく怖い話をお届けしようと思います。
これは…2年前の冬、私が実際に体験したお話です。
その日の予定は、お昼過ぎから打ち合わせが入っている程度だったので、私は目覚ましもかけずゆったり寝ていました。
そして8時くらいですかね、トイレに行きたくて目が覚めたんです。
でも、時計を見て、まだ余裕だなー…と思っている間に私はまた眠ってしまいました。
冬の朝ってどうしてああも布団から出たくないんでしょうね。排泄欲より睡眠欲が勝り、気持ち良く二度寝してしまっていました。
すっかり深く眠ってしまったようで、ふと目が覚めると時計の針は10時を過ぎていました。
トイレに行きたい!
今度はハッキリとそう思い、布団から飛び出しました。そしてトイレに行き、用を足しました。
安堵のため息と共に、25歳にもなっておねしょをしてなくて良かった…そう思いほっとしました。
そして歯を磨いて、顔を洗っていると…妙なんですよね。
また、トイレに行きたくなったんです。
仕方なく再度用を足して、メイクをしようとしたら…
また、トイレに行きたいんです。
これは…2年前の冬、私が実際に体験したお話です。
その日の予定は、お昼過ぎから打ち合わせが入っている程度だったので、私は目覚ましもかけずゆったり寝ていました。
そして8時くらいですかね、トイレに行きたくて目が覚めたんです。
でも、時計を見て、まだ余裕だなー…と思っている間に私はまた眠ってしまいました。
冬の朝ってどうしてああも布団から出たくないんでしょうね。排泄欲より睡眠欲が勝り、気持ち良く二度寝してしまっていました。
すっかり深く眠ってしまったようで、ふと目が覚めると時計の針は10時を過ぎていました。
トイレに行きたい!
今度はハッキリとそう思い、布団から飛び出しました。そしてトイレに行き、用を足しました。
安堵のため息と共に、25歳にもなっておねしょをしてなくて良かった…そう思いほっとしました。
そして歯を磨いて、顔を洗っていると…妙なんですよね。
また、トイレに行きたくなったんです。
仕方なく再度用を足して、メイクをしようとしたら…
また、トイレに行きたいんです。
嫌だなぁ、嫌だなぁ、と思いながらも再度用を足そうとしたら…
ほぼ出ないんです。
当たり前ですよね、既に2回行ってるんですから。
なんだか気持ち悪いなぁ…
そう呟きながらパンツを上げて手を洗い、着替えようとすると、そう、やはりまたトイレに行きたくて仕方ないんです。
これは困った。私は急いでスマホで検索しました。「トイレに行っても行っても行きたい」…と。
便利な世の中ですね、膀胱炎の初期症状だとすぐにわかりました。とにかく水分を沢山摂り、市販の薬を飲めば良いとのことだったので、急いで身支度をして、お水やお茶を手当たり次第に流し込み、家から徒歩10分くらいのドラッグストアへ向かいました。
脇目も振らず足早にドラッグストアに着いた私は、入り口から薬のコーナーに直行しました。もう既に、またトイレに行きたかったのです。そして数種類ある錠剤の一番小さめの小瓶を手に、レジに向かいました。
あっ
私は小声で叫びました。レジに、列が出来ていたのです。
レジ前から売り場へと10人程…私には果てしない長蛇の列に思えました。そして、止むを得ず最後尾へと並びました。
…あと9人。
とてもトイレに行きたい。でも、この薬は買いたい。
…あと7人。
猛烈にトイレに行きたい。買ったらすぐダッシュしよう、私は先にお金を用意しました。
…あと4人。
波があるんですよね。今なら耐えられる、そんな気がしました。
…あと3人。
ここで急激な尿意の再来です。
…あと2人。
もう頭がおかしくなりそうでした。全神経が膀胱に集まる感覚です。
…あと1人
よし、もう少し!
…そしてついに、私の番になっ
ジョーーーーー
嘘…でしょ…
嘘だと言って欲しい。心の中で願いました。しかし無情にもその音は止むことを知りません。
ジョーーーーーー
どうにも止まらないんです。
全て出し切りました。
気づけばドラッグストアの白い床に水たまりが出来ていました。カウンター越しの店員さん、隣のレジのおばさんも目を丸くしていました。
周りの人々が私に声をかけるべきか否か、戸惑いざわついている不思議な空気が流れました。居た堪れなくなり私は口を開きました。
「トイレってどこにありますか?」
そんなこと聞いてどうすると言うのでしょう。もう手遅れだというのに…慌てた時の人間の思考回路は不可解なものです。
「う、うちのお店にはないのですが、む、向かいのスーパーにあ、あります」
年の頃は30くらいの眼鏡の小太りの男性店員さんが動揺しながらも答えてくれました。
「…ごめんなさい」
私は、そう言い残し、その場を立ち去りました。
そして向かいのスーパーでタイツと下着を買い、履き替えました。
私がそのままに立ち去った水浸しの床がその後どうなったのかは知る由もありません…。
これが私が体験した実話です。
いつもと変わらない日常に潜む、誰にも起こりうる恐怖…次に体験するのは、あなたかもしれません。
関口愛美