「己の性欲で滅びる人」のニュースを読んで他山の石としている。
自分の性の衝動を抑えられず、出来心から痴漢やセクハラを実行してしまい、せっかく築き上げた人間関係や社会的地位を失っていく人々を笑うと同時に自分も決してそういうことから全く縁が無いわけでは無いと言い聞かせてきた。
今はNちゃんという若くてカワイイ女の子が相手してくれてるからイイけど、彼女を失ったら、自分の性のはけ口を探し求めることになると思う。それほど私の性欲というのは、飼いならし難い猛獣なんだと思っている。
オトコなら誰でもそうではないのかと思ってきたが、最近の若者男子を見ていると決してそうでは無いのが分かってきた。オトコは女性に比べて性衝動がずっと強いのだろうが、そのオトコの性衝動にもかなりのグラデーションがあって、大きな開きがあるみたいなのだ。

ここに挙げるのは、そういう衝動が社会的地位どころか人生そのものを破壊してしまうほど強い「性獣」みたいなオトコのストーリーだ。

⭐︎17歳から性暴力を重ね、21歳で懲役9年の判決を受けた32歳男。出所からわずか7カ月、失業と金欠をきっかけに「どうせオレの人生は終わっている」と再び凶行に走る。一人暮らしの女性宅に狙いを定め、侵入と強姦を繰り返す札付きの性犯罪者・中野は、ある日、とある短大生の寮へと足を踏み入れる――。

 施錠されていない部屋に押し入った男の前に現れたのは、レポートを作成中だった19歳の女性だった。やがてやって来る友人たちも巻き込み、事態は1人の男による凄惨な地獄へと変貌していく。平成19年に起きた凶悪事件のその後とは? 

⭐︎狙われた19歳女性

そんなマンションの一つに事件現場となる短大生の寮があった。

 新たに始めた運送業の親睦会の帰り道、そのマンションのことを思い出した中野は、まだ宵の口の午後6時半というのに、施錠されていない部屋を探して玄関ノブを回していた。

 すると、第1の被害者のA子さん(当時19)の部屋の扉がスッと開いた。A子さんは部屋の中で学校に提出するためのレポートを作成中だった。そこへナイフを持った中野が押し入り、首筋にナイフを突きつけ、こんなふうに脅したのだ。

「静かにしろよ、殺されたいんか。お前を冷たい体にしてやってもええんやぞ!」

 中野はA子さんの衣服をナイフで切り裂き、性行為を強要。さらに過激な行為に進もうとしたが、A子さんが「やめてください。もうすぐここに友達が来るんです」と言うので、「ウソをつけ!」といなしたものの、「本当です。今日はここで夕食を一緒に食べることになっているんです」と真剣な表情だった。

「友達と一緒に料理を作るということか?」

「そうです」

「ここが会場になるってわけだな?」

そんな話をしているとき、部屋のインターホンが鳴った。中野が玄関の覗き穴から見ると、ラフな格好をした若い女性が立っていた。手には食材を抱えていた。

⭐︎「お前も殺されたいんか?」第2の被害者

 玄関から顔を出した中野を見て、第2の被害者のB子さん(19)は、「あっ、部屋を間違えました」と言って立ち去ろうとしたが、中野は腕をつかみ、「お前が友達か。友達なら、中に入れ」と言って羽交い絞めにし、部屋の中で全裸のA子さんと対面させた。

「大声を出すなよ。叫んだらこいつを刺すぞ。お前も殺されたいんか?」

 何がその部屋で起きていたかを理解したB子さんは絶句。中野はB子さんの両手首を縛り、またも性交を要求した。A子さんの見ている前でB子さんを強姦し、同じようにB子さんの目の前でA子さんを強姦した。

「今日はツイてるな。こんな経験は滅多にないぞ。鴨が葱を背負って来たみたいだ」

「お前、運が悪いなァー」第3の被害者

 その最中に、第3の被害者のC子さん(19)がやって来た。

インターホンを鳴らしても誰も出てこないので、いぶかしがっていると、いきなりドアを開けた中野に玄関口に引き入れられ、首筋にナイフを突きつけられた。

「お前、運が悪いなァー。あと10分で帰るところだったのに、明日の新聞に『短大生3人の変死体を発見』と報道されたいか?」

 C子さんも全裸で縛られている2人を見て絶句。中野はC子さんの両手首も縛り、またも性交を要求。2人が見ている前で、同じように強姦した。

中野はナイフを突きつけて3人を脅し、互いの陰部などを舐めさせた上、その様子を携帯電話で撮影した。

「次はオレがこいつとヤルからよ、お前らは動けねえように足を押さえとけ」

 中野は3人のうち、最も好みだったB子さんと再び交わることにして、A子さんとC子さんに体を押さえつけるように命じた。それは3人を仲たがいさせようとする中野の策略でもあった。

 2人にB子さんを押さえつけさせ、執拗に暴行を重ねた。さらに被害者たちが持ち込んだ食材は性の玩具として利用された。中野はその様子を笑いながら携帯電話で撮影した。

 楽しいはずだった3人の食事会は、極悪非道な男によって、地獄の晩餐に変わってしまったのである。

「警察に言ったら、写真をバラまく」

「お前らよー、警察に言ったら、この写真をネットにバラまくからな。オレがパクられても、仲間の男がネットに流すことになっている。どうせ強姦は死刑にならねえんだ。出てきたら、またヤッてやるからな!」

 4時間以上も居座られ、暴行の限りを尽くされ、震え上がって声も出ない3人に対し、中野は強烈な脅し文言を浴びせて帰って行った。3人は泣きながら親に相談。親が110番通報した。

その後も中野は日課のように強姦を繰り返し、約2週間後には自宅で寝ていた会社員の女性、外国人留学生の女性を2日連続で強姦する事件を起こし、この事件がきっかけとなって警察に逮捕された。

中野のパソコンからは、おびただしい数の女性の暴行写真が見つかり、短大生3人に対する強姦致傷事件も発覚した。結局、中野は当時16~27歳の女性11人に対する強姦致傷や強盗強姦などの罪で起訴された。

 中野は坊主頭になり、すべての罪を認め、「灯油販売の仕事を辞めて、金銭に困窮したのが原因。身勝手な動機で被害者に多大なる苦痛を与え、本当に申し訳ない」と謝罪の言葉を述べた。

懲役は…

 裁判所は「同種前科で服役を終えて7カ月後の犯行で、自己の欲望のままにわいせつな行為を繰り返し、手ひどい暴行を受けた被害者の屈辱は筆舌に尽くし難い。歪んだ性癖は服役でも矯正できず、むしろ凶悪化しており、被告人の性的暴行に対する願望を矯正するのは著しく困難だ」として、求刑通り無期懲役を言い渡した。


マトモな人間のすることでは無い。ケダモノだ。しかし、私を含めてオトコにはこのケダモノに通じる衝動が宿っているのだと考える。大半のオトコは性衝動を抱えててても、それを自覚するほどヒマでなかったり、別種の喜びを持ってて性なんかにカマけてられないだろう。でも、私を含んだ一定数のオトコは常に性の衝動を大なり小なり感じていて、その「処理」を必要としている。それは「病(ヤマイ)」と言っても良いと思う。その病を抱えて生きているという自覚は持っていたい。