ブログで「ミニマリズム」と「汚部屋・ハウスクリーニング」のカテゴリーのものを見ていくと、同じ人間の「住む」ということを扱ったものでも、その違いに今更ながら驚かされる。二つは決して交わることの無い世界なのだと思った。

「ミニマリスト」の方がいかに気を緩めても「汚部屋」になることはないし、逆に「汚部屋」の主人（あるじ）がいかに生き方を改めても「ミニマリズム」に至ることは無い。こういうのを見ると、「同じ人間なんだから」という物言いがいかに人間観察を欠いた馬鹿げた言い方なのかが伺い知れる。

もちろんワタシだって努力しても「ミニマリズム」に至ることは出来ないとは思うが、こうした方々の汚部屋の写真やお言葉って大きな励みになる。「キレイを保つってこんなに素晴らしいことなんだよ」って教えられているようで、自分の進むべき方向のイメージが湧いてくるっていうか。

逆に「汚部屋」の写真やその主人（あるじ）の言葉を見ると、そこに自分との共通性やそうなってしまう可能性を自分の中に見て取ることができる。そうした「現実」を突きつけられるのは気分のいいものではないけど。そこに自分が簡単に落ちてしまう穴が足元にあることを示されているようで、良き警告だと思っている。

同じ人間の「住む」ということなんだけど。