ゴードン宅からイヴィーを保護したV。
映画ではそのシーンはなかったけど小説を読むと、イヴィーがウェストミンスターから出て行ったあと、Vは配送業者に変装してイヴィーがゴードン宅へ逃げ込むのを車の中から見ていたらしい。
イヴィーがゴードン宅にいることを知っていたVは、あの晩のゴードンの番組を観て、これはマズイことになるぞと思ったんでしょう。だからイヴィーを保護するために変装して裏庭にでも潜んでいたのかな?
私はそのことを、Vがイヴィーを大事に思っているから、イヴィーに好意を抱いているからだろうとばかり思ってたんだ。『Vったら、イヴィーのことを心配して…。なんて優しいんだろう!(その後の拷問はヒドいけど)』って。
でも実際はそんな単純なことでは無かったんだと思う。
何か手伝わせてと言うイヴィーに、Vはウェストミンスター侵入の手伝いをさせることにする。ところが、イヴィーはVを裏切って逃げてしまう。Vは驚いた。失望した。同時にイヴィーの心理も理解し、許しもした。
しかし逃げ出したイヴィーがクリーディに捕まりでもしたら、恐怖で怯えるばかりのイヴィーが拷問を受ければ簡単にVのことを喋ってしまうだろう。だからVは逃げるイヴィーを追跡した。ゴードン宅に逃げ込むのを見て彼女の身の安全を確認できたから、そのときは退散したのかな。ひとまずはイヴィーがクリーディの拷問を受けるのを回避できたということだから。
しかしその後もVはゴードン宅の様子やゴードンの行動には注意を払っていたはずだ。ゴードンの行動はイヴィーの、イヴィーの動向はV自身の身の安全に、大きく影響を及ぼすことになるのだから。
だからあの晩、ゴードンの番組を観て彼の身が危ないと察したVは、イヴィーを保護しに向かった。
イヴィーを無慈悲で残忍なクリーディの手に渡すことを偲び無く思う気持ちもあったろうけど、何よりもまずもって、拷問を受けてイヴィーがVやシャドウ・ギャラリーに関する情報を喋ってしまうことを阻止するのが第一優先事項だったんだろうな、と今は思うのです。前回書いたように、Vがイヴィーに恋をしたのは拷問後に彼女が生まれ変わったときだと私は考えているかね。
もちろん、単純にイヴィーのことが心配だった気持ちもあっただろうとは思うんだけどね…。しかしVって、車の運転ができるってことかな。もちろんVのことだから、車はもちろん、戦車や戦闘機だって操縦できちゃいそうな気はするけど、やっぱVには黒馬なんかが一番似合うと思うわ。マントを翻してね~。格好良いだろうなあ。