本当にあったコワい話。
ある日、S県T市のタクシー運転手は
若い男女4人を山奥にあるコテージまで乗せていきました。
時間はすでに0時を過ぎており、外は真っ暗。
街灯の少ない山道はタクシーのライトだけが行く先を照らしていました。
コテージが目視できた頃、一人の女の子が運転手にこう言いました。
女「ねぇねぇ運転手さん知ってる?」
運「何がですか?」
女「このへん、出るらしいですよ。」
運「で、出るって?!」
すると他の男女も
『おいおい運転手さんビビっちゃってんじゃん!やめろって~☆ハハハ』
と大騒ぎ。
山奥のコテージに着くと
『ありがとうございました~☆運転手さん、帰り気をつけてくださいね(笑)』
と、若い男女は人ごと。
運転手は少し心配しながらも帰路についた。
(ずいぶん山奥まできちゃったな~早く帰ろう)
とは思いつつも山道はカーブも多く、
明かりも少ないためスピードも中々出せない。
しばらくして、来る途中にも通ったトンネルの入り口に差し掛かったその時、
トンネルの前に白いワンピースに白い帽子を深くかぶった、
髪の長い女の人が立っていました。
(なんでこんなところに一人で…)
と、不思議に思いながらも運転手は女の前でタクシーを止めた。
運「こんなところに一人でどうしたんですか?
危ないですから、よかったらフモトの町まで送りましょうか?」
女はコクッとうなずくと、後ろの席に乗った。
「・・・・・・」
二人の間に全く会話はなく、
そのなんとも言えない空気を嫌に思った運転手は
さっきのことを思い出し、つい口にしてしまった。
運「お客さん~、知ってます?このへん、出るらしいですよ?(笑)」
女「・・・」
運「いやいや、別に私も信じてるわけじゃないんですけどね、
さっき乗せてった若い男女がそんなこと言ってたもんでつい…。」
女「・・・」
運「すみません、こんな話で。。。」
ふと、女はかぶっていた帽子をとった。
下を向いていて、長い前髪は顔を隠していた。
女「それって…
運「え?」
私のことじゃないですかぁぁぁーーーーーーーー??
運「いえ、違いますよ。」
運転手は即答。
恥ずかしくなった女は少し顔を赤らめながら、
フモトの町まで送ってもらったそうな。
さらに、
運「お客さん、7500円になります。」
女「え?!」
結構運賃高かったことにびっくりしていたらしい。