ペルー南部の砂漢地帯のナスカの地上絵には、約800㎢にわたっておよそ300の幾何学と70の動植物が描かれています。紀元前200年～紀元後800年に描かれたこの地上絵は、人類が航空機で空を飛んだのちの1927年に初めて発見されました。
そして現在、宇宙からの衛星画像の精度向上により、ナスカ以外の世界各地で地上絵が見つかるようになりました。旧ソ連のカザフスタン、米カリフォルニア州ブライス、チリのアタカマ砂漠など地球規模で広範囲に何千もの地上絵が発見されています。
カザフスタン・トゥルガイ
巨大な地上絵には砂漠を15㎞も貫くものや、特徴的な幾何学模様、人や鳥、動物や昆虫の絵が数多く描かれています。巨大な地上絵の多くは平坦に広がる砂漠地帯に描かれており、近距離の地上からその絵を鑑賞するのはあまりにも無理があります。
我々が航空機で空を飛んだり、宇宙に人工衛星を打上げるまで、地上の人類の誰も識別できないような巨大な地上絵を、石器時代の古代の人々は食料収集など厳しい生活の中、時間と労力をかけて一体上空の誰に見せるために描いたのでしょうか。
紀元前3000年のエジプトのヒエログリフには、人間や動物を象徴したさまざまな図形や記号が使われています。この高度な文字体系は天空の神により授けられたとされ、古代エジプトの王たちはこの文字を使って神々にメッセージを送っていました。
紀元前2000年、エジプト第五王朝の「ピラミッド・テキスト」には、ベンベン石という鉄隕石のような金属製の物体が炎を上げて空からやって来たとしるされています。ベンベン石の中からは神々が現れさまざまな知識を授けたと伝えられています。
まるでアポロ宇宙船の司令船のような形のベンベン石には象形文字が刻まれていました。こうして神聖文字ヒエログリフの原型は、遥か天空の神々によってもたらされました。象形文字は太古の地球に降臨した神々が理解できる言語だったのです。
上空からしか認識できない巨大な地上絵は、古代の人々が天空の神々へ送ったメッセージとは考えられないでしょうか。そして、その神々とは世界各地の神話で語られる創造神、古代の地球に宇宙から来訪し知識を授けた生命体だったかもしれませんﾟ･:,｡☆
ペルー・ナスカ
カリフォルニア・ブライス
ペルー・ナスカ