この霊的な法則を知らないか無視している人たちが無意識に放つこういった負のエネルギーは、地震、竜巻、洪水、噴火、津波、旱魃、伝染病…といった自然災害の蔓延を引き起こすことにつながるそうです。これらの自然災害は人間の力の及ばないところで起こる偶然の出来事と思われがちですが、実は人間の思考や意思によって引き起こされる、少なくとも影響を与えられる現象のようです。
現在、これまでにないほど多くの災害や異常気象が私たちの地球上のいろいろな地域で頻発しています。一般的にはこれらの現象は地球温暖化の影響、もしくは人知の及ばない大自然の引き起こす災害と考えられています。しかし、本当に単なるCO2の排出量などといった物質的な要素だけで、地球環境は短期間のうちにここまで傷ついてしまったのでしょうか。
私たち人間は、地球とは切り離された無機質的な単なる物質なのではなく、この地球を作り上げている有機的な自然の一部です。地球環境を傷つけている本当の原因を、単なる物質的な反応と片づけるのではなく、ワイス博士が言うように、現在この地球上にかつてないほど膨れ上がった人口を持つ、我々人間一人ひとりが放つ思いや感情といった、精神的、霊的なものにまで広げて解釈すべきなのではないでしょうか。
であるならば、傷ついた地球環境を修復するためには、CO2の排出量だけをコントロールしようと躍起になるのではなく、私たちが日々放出している感情や思いや負のエネルギーもコントロールしなければならないのだと思います。
世界中の人々が、平和を志向する肯定的な思いをもって、愛と思いやりに満ちた穏やかな心で行動することで、この地球上に本当の幸せ、喜び、調和を実現させたいものです。そうすれば必ずや私たちの地球は、穏やかな自然と平和で調和のとれた環境に包まれた、美しく健やかな星に生まれ変わっていくことでしょう。
