明治時代に入ると、

国家の制度、

皇室や国民の生活が

西洋化していきます。


    明治神宮のHPよりお借り








  NHKさんよりお借り

明治政府はこれを

文明化と呼びました。


この文明化ということ

には、いろいろな考えが

あったようです。


国語もローマ字化、

なんていう極端な提案が

あったり、とにかく

西洋のマネをして、

西洋人に追いつこう!

という流れもあり…


もっと日本らしく

文明化を進めた方が

いいのでは?

という意見もあり…


そんな対立が、後の

西南戦争へとつながる

のですが…


そのような時代の中、

国家の独立を急ぐため、

『西洋化』は

受け入れざるを得ない

考え、必死に学び、

明治初期の文明化の

リーダーとなった人物、

福沢諭吉について

学びますニコニコ




一万円札になっている人なのに、

歴史にハマるまでは、

私もよく知りませんでした…(^^;


福沢諭吉の有名な言葉、


天は人の上に

人をつくらず、

人の下に

人をつくらずといえり


これは『学問のすすめ』

にある言葉ですが、

どんな意味でしょうか?


それは、

『人はみな平等だ』

ということだと

教えられているけれど。



福沢諭吉は、

人類みな平等だと

言いたかったのか??



この言葉だけが

ひとり歩きしていて

解釈されているよう

なのですが…


実はこの言葉には続き

があって、

そんな甘い言葉では

なさそうです。


人は生まれながらにして

貧富・貴賤きせんの別なし。

ただ学問を勤めて

物事をよく知るものは

貴人となり、富人となり、

無学なるものは

貧人となり、下人となる

なり。


…と続いていて、

人は生まれながらにして

平等であるけれど、

学問をしなければ、

そうはならないよ、

だから勉強しましょう!

と、強く言った人です。


福沢諭吉の考えた

『平等』とは??


法の前の平等

 法律の前では、

 武士だから罪が軽い、

 町人だから罪が重い、

 ということは、

 江戸時代もなかった

 けれど、明治日本も

 それを大事にする。


機会(チャンス)の平等

 勉強したい人には

 チャンスが平等にあり、

 貧乏だから、

 学問はせずに働く…

 ということはなく、

 希望が叶えられる時代

 が来るというのが

 福沢諭吉の考え。


しかし!!

努力もせずに貧乏になり

人の召し使いになるのは

当然のこと

と厳しく書いています。



多くの人が、

はじめの言葉しか知らず

『学問のすすめ』は、

人はみな平等

と思っていますが、

実は全く違うことが

言いたかったんですね。


人はみな平等

と言うけれども、

世の中、

そんなに甘くはないよ。


現実には貧富の差、

格差があるのは事実。


何も努力しなければ、

貧乏で差別されても

仕方ない。


だから、誰もが皆、

勉強ができる環境にして

みんなで勉強して

努力をして、

それぞれがしっかり

自立をして、そして

世の中を良くしていこう

ということ。


本当に福沢諭吉が

言いたかったことは、

そういうことだった…

ということで、これから

福沢諭吉について

しばらく書いていきたい

と思いますニコニコ


今の日本に

カツを入れる言葉だと

私は思いますグー