今日から、

齋藤武夫先生の歴史授業より

高杉晋作についてのお話に

入りたいと思います。


高杉晋作(たかすぎしんさく)



1839年に、
長州藩の萩はぎに生まれる。

そして15歳の時、
黒船が来航。

19歳の時に、
吉田松陰よしだしょういん
松下村塾に入門。

※松下村塾についてはこちらを見て下さい。
 


21歳の時に、
安政の大獄で、
吉田松陰が死刑となり、
手紙を受け取りました。
※手紙についてはこちらに書きました。
 


こうした吉田松陰の意志を
受け継いだ高杉晋作。

幕府の側からすると、

日本においておけば、
あいつは何をしでかすか
わからないタラータラー

そこで、
幕府の研修旅行があるから
そこへ乗っけてしまえ!
ということで、
高杉晋作は、24歳の時に
上海しゃんはいに行きます。

晋作はそこで、
とても大きな学習を
しました。

そこで見たものは、
あの大国だった清しん
という国が、まるで
外国の領土のように
なってしまっている姿…
 


イギリス人は
タダで通れる橋を、
中国人は、お金を払って
通っていたり…

態度がまるで、
親分に対する子分
みたいだタラー

これが日本の明日の姿に
なると思うと大変だ!ガーンガーン
ということを
書いています。


【高杉晋作が見た清国】

この旅行から
帰ってきた時、
長州藩の方針は、

公武合体こうぶがったい
朝廷と幕府が一つになり、
各藩が協力して、
この国難に立ち向かおう!
というもの。

それから、
航海遠略策こうかいえんりゃくさく
貿易を進め、国力を高め、
将来的な攘夷じょうい
目指すしか、道はない。

これが長州藩の方針
だったけれど…

幕府と手を組めず、
失敗に終わってしまったタラー

そして、ただちに
条約を破棄はき
攘夷を決行する!
という方針に変わった。

この時、高杉晋作は
どうしたでしょうか?

A 藩の方針に反対!
開国するべきだと主張

B 藩の方針に賛成!
自らも攘夷を計画、実行


答えはBです。


この時の高杉晋作は、
小攘夷です。

小攘夷、大攘夷とは何か?
については前回に書いています。
 


高杉晋作の小攘夷時代を

みてみると…


1862年、吉田松陰の

弟子たちが大集合。

品川に建設中の

英国公使館を

焼き討ちしましたガーンガーンガーン



建設中なので

人はいなかった

そうですが、
彼らは本気です。

なんとそこには、
初代の総理大臣
である伊藤博文や、
井上馨かおるなど、
これから明治の
国づくりの中心人物
となる人たちが
この焼き討ちに参加
していたというので、
おどろきですアセアセ

幕府はイギリスがこわいガーン
と思っているので、
慎重に外交を行う中、

小攘夷の人たちは、
ちょっと過激でした(^^;

幕府は長州藩を
はめるため??なのか、
朝廷の意向を受けて、
1863年、かたちだけ
攘夷決行命令を出します。

それに応じたのは
長州藩だけ(^^;

関門海峡を通る外国の
商船、軍艦を砲撃する
ようになったガーン

それに怒ったフランスが
下関に攻めてきて、
砲台を占拠しました。

(下関戦争)

この翌年には
四国連合艦隊に
攻められて、
またボコボコに
されてしまいますタラー

この四国というのは、
日本の四国ではなく、
イギリス・フランス
オランダ・アメリカ
のことですガーン

その四ヶ国VS日本でもなく
四ヶ国VS長州藩
ですからねガーンガーンガーン

しかもイギリスは、
アメリカも泣き寝入り
するぐらいの世界が恐れる
パーマストンさんの時代。


長州藩、すごいですねアセアセ

この時、高杉晋作は
奇兵隊という
新しい軍隊をつくります。


これは草莽崛起そうもうくっき
という吉田松陰先生の
お考えであり、

えらい人や武士だけが
国のために行動している
のでは、だめだ!
雑草のような
国民一人一人が国を思い、
立ち上がらなければ、
やっていけないぞ!

ということで、
おっしゃった言葉です。

これを受けて、
高杉は西洋式軍隊を
志願性(やりたい人)で
つくりましたグーグーグー

藩の軍隊とは別に
いざという時のため
藩主である毛利の殿様の
許しを得て、
奇兵隊をつくりました。

幕府の独裁から
ペリーがやってきて、
開国できて良かった
かのように、
さらっと習う、
このころの歴史。

国を守るため、ものすごく
強い意志を持った日本人が
勇気を持って、
世界の植民地支配から
日本を守ったということは
知っておきたいですね。

そして今、日本が
知らず知らずのうちに
武器ではなく経済により、
外国に占領されている
というのに、
ほとんどの国民が
無関心…というか知らない。

今こそ
吉田松陰先生の言葉を
みんなが学ぶべきでは
ないでしょうか?

このお話は
次回に続きます。